【FINAL FANTASY XVI】シリーズへの挑戦と『FF』の本質を絶妙に融和させた新世代『FF』!【クリアしました】※ネタバレなし

FINAL FANTASY

  

  

『ファイナルファンタジー』ナンバリングシリーズ最新作『ファイナルファンタジーXVI』をクリアしました!

   

   

  

PS5専用」「ダークファンタジー」「アクションRPG」など、ナンバリングタイトルとしては初めての試みが多かった『FFXVI』

ストーリーやド迫力の召喚獣大戦など、やめ時を忘れさせる連続の繰り返しで「ヴァリスゼア」の世界に没頭させてくれました。

まずは、1周目をクリアして感じたことは、挑戦的な『FF』であったことと、プレイヤーを熱中させるためにゲームの世界へ引き込むための努力を惜しんでいないこと。細部までの作り込みに圧倒されつつ、気づけばクリアまでひたすらプレイしていた気がします。

『FF』シリーズへの挑戦とも取れる『FFXVI』をプレイして“『ファイナルファンタジー』とは何か?”を改めて考えさせられ、これからの『FF』シリーズへの期待も膨らみつつ、どうしていきたいのか?という他念も生まれたのも正直ありましたが、『FF』をもっと面白くしていきたいという熱意を十分に感じることができた作品でありました。

 

『FF』とは?シリーズらしさを新ためて考えさせられる逸品

   

これまでのナンバリングシリーズと一線を画す新しいジャンルへと踏み込んだ意欲作。

これまでのRPG路線をマンネリと思う人には新たな刺激となる作品になったことは間違いないはず。
しかし逆を言えば、正統進化を求めていた人にとっては、「うーん…」と首をかしげてしまう作品にもなったと思います。

今回の思い切った路線変更は今後、吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、どんな形であれ『FF』は進化し続けられることを証明してくれた作品でもあります。

コマンドRPGが未だに好きな私ハシキにとっては、「これは『FF』か…?」と思うようなところがあったのは否定しませんが、『FF』シリーズを面白くしていく意欲を物凄く感じたし、結果として『FFXVI』は面白かったです。

「アクションRPG」になったことで、新しくなったバトル楽しみつつも、物語の進み方のテンポが良く、大人向けな描写も妥協しないダークなストーリーと世界観は、現実ともリンクする心を揺さぶられる展開もあり、先が気になってしょうがなくなるほどプレイに没頭していました。
本作の醍醐味である召喚獣大戦は、その大迫力に手を止めてしまいそうになるくらいで、まさにやめ時が見つからなくなるようなゲームです。

ナンバリングということでどうしても“16番目の『FF』”と捉えられ、シリーズに新規プレイヤーを取り入れることが難しくなるところを、結果的に今まで『FF』を遊んでこなかった人をも取り入れることが出来たようで大成功に終わったと思います。

   

  

『FF』とはなんぞや…?と問いかけた時に出した答えが“ファンタジー”であり、現代のプレイフィールに合わせた新しい試みを取り入れながら、ファンタジーに重きを置いた世界的に受け入れられる『FF』を模索した結果が『FINAL FANTASY XVI』であったのだと感じます。

16作品、外伝や続編を含めれば相当な数になりますが、少なくとも『FF』シリーズ上位に位置するほどの良作でした。

  

作り込まれた世界観とキャラクター

 

『FFXVI』はストーリーを楽しむことがメインであるため、ストーリーを描くにあたって重要な世界観、キャラクターの作り込みに余念がありません。

主要人物を含めモブキャラたちまでも個性がはっきりと分かれているため、キャラクターの見た目に今までの『FF』らしい派手さはなくとも、ちゃんと印象に残るのです。

主要キャラの「ジル」や「シド」会う頻度が高い隠れ家のキャラクターたち「ガブ」や「オットー」、行動を共にすることもあるクライヴの叔父「バイロン」や各ドミナントたち、悪女としても個性が強い「アナベラ」など記憶に残るキャラクターは少なくありません。

   

癒しキャラとしても有能な相棒としてもトルガルは忘れられない存在。

   

また、「ヴァリスゼア」という架空の大陸一つに物凄い歴史が刻まれており、魔法の基盤ともなる「マザークリスタル」による繁栄やその陰に潜む「黒の一帯」、奴隷扱いの「ベアラー」や争いが絶えない各国の世界情勢など、『FFXVI』というストーリーを楽しんでもらうために心血を注いでいます。

“まずはストーリーを楽しんで欲しい”というほど、開発者の想いがひしひしと伝わるその作り込みによって、『FFXVI』が成り立っているので、安心してストーリーに引き込まれていけます。

『FF15』の時も相当でしたが、本当に一作で完結させて良いの?っていうくらい今回の『FFXVI』も相当すごいものでした。

 

シドも中々でしたが、バイロンじっちゃんもいいオジキャラでしたね。

 

ストレス皆無!PS5ならではの仕様、新ジャンルへの配慮に脱帽

   

ゲームを始めるまでにまず思ったのが、ゲーム起動からプレイ開始までの時間がとにかく短いことに驚き。

ゲームを始める時のロード時間でかったるしさを全く感じなかったので「早く続きを遊びたい!」という気持ちに水を差すようなことがなかったです。(スリープモードが常の人はあまり気になることではないかも)

他のゲームにもある良い点かもしれませんが、自分が今までプレイしてきたPS5ゲームの中で一番起動が早かったと思います。

  

 

シリーズ初のアクションRPGということですが、アクションが苦手な人への配慮も行き届いています。行き届きすぎてアクション不慣れな方が得なんじゃないかというくらいサポートが充実してます。

全体的に難易度は易しめですが、ストーリーを楽しむことがメインとすれば、ちょうどいい具合にサクサク進む絶妙な難易度。

アクションが苦手な方へは、バトルをサポートする機能を備えたアクセサリーが豊富で、クリアまでアクション難しくてクリアできない問題は起きないでしょう。

アクションが得意な方は、物足りなさを感じる部分ですが、そこは2周目の高難易度「ファイナルファンタジーモード」を楽しみにしてくれということになりますね。(正直、「ファイナルファンタジーモード」もサポートアクセ使えるのでアクション苦手でも最高難易度をクリアできるかもしれない。)

 

   

ヴァリスゼアという広大な土地を移動するために必須な「ファストトラベル」も優秀。

PS5の爆速ロードはもはや常識として、ストーリー上出来ない場面以外では、所定の位置であればワールドマップを開けばどこからでもどこへでもいけます。

大陸の端から端まで一瞬で移動可能です。あちこち行かなきゃいけないサブクエストでは大いに活用させてもらいました。

 

    

そしてもう一つ、話題にもなっていたのがバグの少なさです。

『FF15』はオープンワールド故か幾度かバグに遭遇することがあったのですが、『FFXVI』は、クリアするまで一度もバグというバグに遭遇しませんでした。

『FF14』もバグにあうことがほとんどなく、デバックに余念がないことが窺えます。さすが『FF14』チームといったところでしょうか。

バグってネタにされることもありますが、ゲームプレイに支障が出ると萎えることも多いのでそういった部分でも配慮を怠らない徹底ぶりを感じ取れました。

 

   

個人的にコレ良いなと思ったところは“回復アイテムの種類が少ない”こと。

「ポーション」「ハイポーション」「エリクサー」基本この3つで事足りる上、レベルが上がるにつれ回復量が減るポーションはとあるサブクエストをクリアすれば性能が上がり回復量が増える仕様になっているのです。

これにより、アイテムの種類増えすぎてごちゃごちゃしたり性能的に使い道がなくなるということがないのでアイテム欄がスッキリしてて良かったです。

持ち数上限に達した状態でポーションを手に入れると自動的に使用するというのも、わざわざ自分で使う手間が省けるので良いところでしたね。

 

   

ゲームプレイに関して良い点を挙げようとすると結構ポンポンと出てきます。

このように、ゲームプレイの煩わしさを徹底的に排除し、細かい部分まで配慮された設計になっていることが非常に好感を持てました。

 

惜しい…と思う気になるところ

  

よく言われている街中での移動の遅さが結構目立ってきますね。


街中をダッシュで駆け回るクライヴは現実的に考えておかしい部分となってしまうのですが、結構な広さのあるエリアになると移動がめんどうになってくるので、せめてダッシュとまではいかなくとも通常移動よりも早い移動速度が欲しいとは思いました。これ結構声が挙がってるのでパッチで修正してほしいところ。

  

そして、これもよく言われている、大きな扉を開ける時に入るR2ボタン入力はいらないかと。
通常だと×ボタン入力で開けられるものが、×→R2と続けて入力を要求されることがあり、いつも通りに×だけで扉を開けるつもりがR2が入ってキャンセルになっちゃう…なんてことが多かったので初見だとストレスが溜まりました。だったら最初からR2入力で済ましてほしいところでしたね。

  

それと、クエスト開始時には音楽が入るのですがクエストコンプ時にはないのがなんか寂しい。
良い感じの導入音なだけにクエストクリア時にも何か達成感のある音楽が欲しかったですね。

 

  

上記の細々したのは大したことがないですが、ゲームのメインがストーリーであるが故、ストーリーを楽しむ上で「なんで?」と首をかしげてしまう箇所が所々あったのが気になりました。

まず、クライブとトルガルの13年ぶりの再会の反応薄すさ…。
最初見た時、以前からシドと面識があってトルガルを預かっているのを知っているのか?と思っていたのですが、そんなことはなく、トルガルも狼とはいえ犬科なんだから13年ぶりにご主人に会ったら思いっきり喜んだったれよ…w(13年もお世話していたシドやカローンなどの隠れ家の人たちよりも数年?の付き合いのクライヴの方に懐いているのも違和感…というよりも世話してきた人たちが可哀そう)

他にも、都合よくクライヴの元に希少なドミナントが集結していた理由がなかったり、飛空艇もない中世の時代なのにあちこち大陸を跨いでいたり、ストーリーに凝ってるわりにそこ説明ないんだって箇所があったりして、ストーリーが面白い分そういった細かい疑問がストーリーを楽しむ上で邪魔してきたのがちょっと残念でしたね。


タッチパネル長押しでいつでも用語や歴史を振り返れる便利機能はあるのですが、やっぱりゲーム中の説明ってのが欲しい部分が所々ありました。

  

アナベラが王家の血に拘りすぎる理由もなかったのも気になりました。自分の子供も道具としか思えない私利私欲で動く本当にただの悪女になっちゃうけどそういう認識で良いんかな…?

 

音楽は100点満点付けたい!!!

  

ストーリーの感動的、衝撃的なシーンや大迫力召喚獣バトル、冒険の醍醐味であるフィールドを駆け巡ったりバトルをするとき、どんな時でも欠かせないのがBGM。

本作のBGMたちはどの曲もゲームを盛り上げるために不可欠なものばかりであったと思っています。

序盤から流れる「Away」やクライヴの大事な場面で流れる「Find the Flame」は、本作のテーマといっても過言ではないほどある場面で盛り上げてくれて一度聴いたら耳から離れないし、フィールド上で流れる「Forevermore」「Whitewater」などの心地よく落ち着きのある曲から「Sixteen Bells」「To Sail Forbidden Seas」などのバトルテーマも本作に非常に合っていて聴いてて飽きないです。

場面ごとに合わせた盛り上げてくれる音楽の力がとにかくハンパないので、音楽にも注目してほしいですね。

   

オススメするなら

  • リアル路線ダークファンタジー好き
  • 『FF』と「アクション」が好きな人
  • 迫力のある召喚獣バトルはやはり見所
  • 作り込まれた世界観が好きな人
  • キャラクターがとても良い。クライヴに魅力を感じたら買いです。

  

久々にぶっ通しでやり込んだ『FF』でした!個人的にはナンバリングで上位に入る『FF』です!

今までの『FF』では避けていた部分に切り込んだ新路線の作品なので、今までの『FF』ってどんなんだっけ?と、過去ナンバリング作も良い意味で遊びたくなってきました。

もしこれから遊ぶ方がいれば、1周目でストーリーを思いっきり楽しむためにも、サブクエをやり込んでおくことをオススメします。