【バルダーズ・ゲート3】GOTY受賞も納得のボリュームに圧倒!100時間かかった…【クリアしました】

HASHIKI's ゲームプレイ日記

「The Game Awards 2023」でGame of the Year (他7部門)を獲得した『バルダーズ・ゲート3』クリアしました!

ストーリー展開が異なるらしいダークアージはまだ手をつけていないのでそのうち…。

  

  

   

対応機種PS5 
(日本語対応したSteam版もあり)
価格(PS5版)通常版 7,800円+税
デジタル・デラックス・エディション 8,800+税
プレイ人数1人
ジャンルファンタジーRPG
CEROZ
開発Larian Studios

  

   

序盤プレイレビュー

   

要点まとめ

  • クリアまで100時間(自分談)は余裕でかかる大ボリューム
  • 『3』というナンバリングではあるが、前作を知らなくても大丈夫
  • RPGの原点ではあるが現代のRPGとは全く違うゲーム仕様のため受け付けられない人もいると思う
  • 「ダイス」がほとんどの運命を決めるため、運要素が強いゲーム。
  • ターン制バトルと一言で言っても攻略法が自由すぎるため、ゲームの常識では突破できないことも
  • ストーリーは全て理解しようとすると難しい、「???」となることの方が多いかも
  • フルボイスも日本語対応は字幕のみ、翻訳は一部不安なところはあるものの概ね理解はできる
  • ゲーム仕様に慣れるまでは難しく序盤で挫折しやすい(難易度設定はちゃんとある)

  

フルボイス、分岐、自由度…遊べばわかる規格外なボリューム

普通にストーリーを追ってるだけでも100時間かかっちゃうほどのボリュームがあります。

ストーリーが長いというのもありますが、とにかく自由度が高すぎてやる事、出来る事がどんどん増えます。

ストーリー、サイドクエストの進め方、バトルの攻略法、会話の選択肢、パーティメンバー、クラス、仲間とのロマンスなどイベントの量の多さ…とにかく出来る事ことが多すぎて逆に困ってしまうほど。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のようなあちこち行ける自由度とは似て非なる自由ですね。

1つのゲームをじっくり遊びたい!という人にはオススメな反面、サクっと遊べるゲームではないのでご注意を。

   

アクション慣れしているとバトルは中々難しい

ここまで戦略性の高いターン制バトルを体験したことがなかったので序盤はだいぶ苦戦しました。

過去の『FF』や『龍が如く8』みたいなターン制バトルとはまた違い、敵を攻撃していれば何とか勝てるようなゲームではなく、バトルが始まる前から敵の強さや数、配置を見定め、パーティを編成し、どんな攻撃で攻めていくか、守りに入るか、地形や環境をどう利用するか…雑魚、ボス関係なく “戦略を練ることが重要” になります。

ジャンルはRPGですが、バトルの感覚的にはシミュレーションRPGに近いものがあります。何も考えないで敵に突っ込んでいくと袋叩きにされほぼ負けます。慣れればどうにかなる!なんて優しいものでもないです。

自分やメンバーの能力を熟知し、攻略する、その攻略法は無限大だなんてゲームとしての醍醐味はふんだんに詰まっており、最高に面白いのですが、その分、近年のアクションRPGのようなスピード感はなく、とにかくじっくり時間をかけて攻略していくものになります。

近年のRPGの常識を取っ払う必要がありますが、このバトルをものにできるようになれば、だいぶ楽しいゲームになるはずです。(自分は最後の最後までものにできませんでしたけど)

難易度イージーでもやり応えは十分あるので高難易度バトルが好きな人はオススメ。

 

合う合わないがはっきり分かれそうな洋モノファンタジー

ファンタジーと一言いってもそのテイストは“THE 洋ゲーファンタジー”

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』がベースとなっているため、それに付随する専門用語が飛び交い前知識がないとストーリーの背景を理解しづらく、実際話半分程度にしかストーリーを理解できなかったという人は多いです。『D&D』を知らないやつは置いていくという気が満々なのが伝わってくるほど。

会話の選択肢、バトル、スリなどなど、ほぼすべての行動を「ダイスロール(サイコロ)」で判断を決めるという運要素をゲームがっつり入っているのも、TRPGに馴染みない日本にとっては新感覚です。(バトル時のみダイス演出を省いているが、ダイスで決めているという設定)

それらが受け入れにくい要因の一つでもあり、GOTYを受賞するほどの神ゲーなのに日本では賛否両論と言われる所以。『FF』『ドラクエ』のようなファンタジーを想像していると「全然違う…」となってしまうのは確実です。

洋モノのファンタジーに慣れていないのであれば、どんなゲームなのか雰囲気だけでも知っておくと良いでしょう。(うっかりネタバレを踏んでも分岐が多すぎるので多少のダメージならそれほど問題ないはず…)

理解を深めないといけないのに日本語対応は字幕のみで、日本人にとって馴染みのない要素が多い分とっつきにくいゲームであることは否定できません。

   

オススメするなら

  • 『D&D』を知っている人
  • 戦略性の高いバトルを楽しみたい人
  • TRPG好きは馴染みやすいかも
  • オリジナルキャラクター選択時のキャラクリエイトは豊富な種族の中から自分好みに自分らしいキャラクターを作れるので没入感にこだわる人にもオススメ

   

個人的にどうだったかと聞かれると楽しめた方でした。

しかし、ストーリーは勢いで追い、バトルは中々慣れなくて序盤で心折れかけたことが何度かあったので胸張ってオススメです!とも言えないのも事実。

でもハマる人はどっぷりハマるという面白いゲームなことは確かなので、始めることに迷いがある人はセール時期を狙うと良いかも。ストーリーだけが気になるという人も実際にプレイすることで面白さに気付けるゲームですので買ってプレイするのがオススメ。