『Unreal Engine 5』の凄さがわかる技術デモ「The Matrix Awakens」をプレイしました。

PS5

PS5Xbox Series X|Sで無料配信されているゲームエンジン「Unreal Engine 5」の技術デモ『The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience』が10日から利用可能となり、さっそくPS5版をプレイしてみました。

 

  

「Unreal Engine」は「Epic Games」が自社で開発したゲームエンジンであり、その用途はゲームのみならず映像製作など様々なジャンルでも使われているほど有名なエンジン。

家庭用ゲーム機では初の「Unreal Engine 5」体験版という形で、最新作「マトリックス レザレクションズ」の公開が近い映画「マトリックス」を題材にした、「Unreal Engine」最新バージョンの性能を楽しめるというわけです。

 

  

 

デモの序盤は、映画の主人公ネオを演じるキアヌ・リーブスとトリニティーを演じるキャリー=アン・モスが登場。

技術デモに入る前に実写で説明してくれている…のかと思いきや、デモは全てCGで出来ており、その驚異のクオリティに圧倒されます。まさに次世代デジタルヒューマン

  

なのでこうやって分裂させたり…
若き日のキアヌ・リーブスも登場できるというわけなのですね。

  

この時点で「Unreal Engine 5」のスゴさに圧倒されるのですが、本番はここから…。

 

   

いきなり、ロサンゼルスのような仮想都市に飛ばされます。

映画のような導入でしたが、ライティング、キャラクターの肌の質感、挙動などなど…そのクオリティの高さはどれをとっても最上級といった感じでCGっぽさが微塵もないです。

ですが、これらはもちろん全部CG。“まるで実写”という言葉はハードが出るたび使われてきましたが、ついにPS5 / Xbox Series X|S でその言葉に時代が追いつくことになりそうですね…!

 

  

デモではカーチェイスをしながら、迫りくる敵を銃で退けなければならない状況に陥るのですが、ここでシンプルなTPSのようなゲーム体験“カーソルを合わせて撃つ”ということもできます。(デモなので超簡単)

  

  

吹っ飛ぶ人の挙動も、被弾した車も、大爆発も…極限のリアル。“アン”リアルとは何なのか…。

ここでロゴが出てデモ終了かと思いきやそうでもなかったです。

 

  

ここでちょっとエンジンのデモっぽいことを体験できます。

仮想都市には、何万もの車と人がAIで制御されながら行き交っており、それを可視化したり、一時的に昼と夜の切り替えもできたりとまさに技術デモっぽいこともできちゃいます。

 

  

そしてエンドロール終了後に、最後はこの仮想都市を探索することも可能となります。

歩いて街並みを見渡すのはもちろん、ドローンを飛ばして上空から見下ろしたり、車に乗っての移動も可能。

 

  

そこは車や人が行き交う仮想都市…AIによって人も車もシミュレートされており、何もかも本物の都市のようで感動すら覚えちゃいました。

というか、この仮想都市…デモなのに相当な広さなことに気づきます。

こういった巨大なオープンワールドの構築も「Unreal Engine 5」なら簡単にできちゃうんだとか。モンスター級のエンジンですわ…。

 

「マトリックス」の仮想世界に入り込むのも、「Unreal Engine 5」の技術デモとしても、楽しむには充分すぎるクオリティ!

これから次世代ゲーム機でこのクオリティのゲームが続々と登場することを考えると楽しみで仕方ないです!

まるで実写” は “もはや実写” に塗り替えられる時代はもうすぐそこにあるんですねぇ…!

 

  

技術デモというか普通に映画としてもゲームとしても楽しんじゃいました。

今のPS5 / Xbox Series X 専用のゲームも十分凄すぎるのですがそこをさらに超えるゲームがもっと出てくるんですね…もう感慨深くなっちゃいます。

ちなみに、車乗ってる時に自由に爆走できるんですけど仮想世界なので人もデジタル、だから轢いちゃっても大丈夫ですので安心して爆走してみてください。楽しい。

※画像は、「The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience」をキャプチャーしたものです。