
REエンジン製の『バイオハザード』のほとんどのキャラクターは、実在するフェイスモデルが存在しているということは有名な話ですよね。
ゲームのキャラクターたちの顔がそのまま使われている…とはいえ、実在するモデルとキャラクターを見比べてみるとその印象の違いに差があるのは当然で、そういった印象の違いを見比べてみる楽しさもあったり。
シリーズ最新作の『バイオハザード ヴィレッジ』に登場するキャラクターたちのフェイスモデルを紹介する動画が公開されています。
今回は、顔は瓜二つでも雰囲気が全く違う、キャラクターとフェイスモデルを見比べてみようと思います。
※ネタバレを含みますのでご注意を。
ゲーム中で素顔が明かされることはない主人公「イーサン」にもフェイスモデルが存在したり、『バイオハザード7』から顔の印象が大幅に変わっている「クリス」のフェイスモデルは、実は変更されておらず、元のモデルさんの顔を調整してゲーム版のクリスに近づけていたのです。
ちなみに、これは余談ですが、クリスのフェイスモデルであるジョージィ・ダンディさんは、BSAAが送り込んだB.O.W.のフェイスモデルも担当されています。(これはクリスのクローンだったということではなく、単に使い回されただけっぽい)
そして、やっぱり見比べて印象の差が違いすぎるのは、敵側のキャラクターですかね。
ドミトレスク夫人は、美しいながら怖さもある顔ですけど、フェイスモデルさんは普通に美しい方ですね。
つまり、夫人も普通に血色良かったらあんなお顔なんですね…!(三姉妹も同様)
モローに至っては、ちゃんとフェイスモデルが存在したことに驚き…。ほぼ作り変えてるので当然ですが、全然印象が違います。
ハイゼンベルクのフェイスモデルさんは普通にダンディでイケメン。(ハイゼンベルクも男前な顔してますもんね)
悪役はより悪い感じに仕上げていて、元のモデルと顔は一緒のはずなのに全然違く見えるのは、やはり制作者の腕でしょうか。
続いては、フェイスモデルとは別となる、キャラクターの声を務める声優さんですね。
ゲームによっては、フェイスモデルの方がそのまま声を担当されていることもあるのですが、今回は別に声優さんを起用しています。
こちらも紹介している動画が公開されています。
ここで面白いのが、『バイオハザード』シリーズから再登場している声優さんがいることですね。
村人の1人エレナの声優さんはなんと『バイオハザード RE:3』でジル・バレンタインを演じた方です。
改めて声を聞くと似ている声かも。
そしてもう1人、ハイゼンベルクの声優さんはこれも同じく『バイオハザード RE:3』のニコライを演じた方でした。所々ニコライっぽく聞こえるとこもありますね。
日本語音声が収録されたことで、英語音声を聞く機会が減っていますが、実はあのキャラとあのキャラが一緒の声だった…という発見もあって面白いですよ。(日本語音声でそれがあっても何となくわかっちゃいますけど英語音声だと全く気付かないですね…。)
『バイオハザード ヴィレッジ』内に収録されているメイキング映像には、モーションキャプチャー収録の様子を見ることができる映像がありますが、そこでキャラクターを演じているのは声優さんなんですよね。
こういうモーションキャプチャーはフェイスモデルとも声優とも違うアクターを雇う場合があるのですが、声優さんが実際に演じているというのも面白い。(何だったら途中では開発者の方が演じている映像もあってそれも面白い)
こういうのってある意味ゲームの裏側みたいなものですけど、そういった裏側を覗いてみるのも新たな発見があったりして面白いもんですよ!

息抜き程度にこんな記事書いてみましたけど、結構こういったフェイスモデルや声優事情を知るの好きだったりします。
一昔前までは、声優は表舞台に顔出さないみたいな風潮がありましたけど、最近はそんなこともなくなってきたので、こういったゲームの“中身”を知る楽しさも増えましたね。
下に、日本語音声を務める声優さんも紹介している動画を貼っておきます。演技を聞き比べるというのも面白いですよ。