【The Last of Us Part I】はじめました!【Hashiki’s Game Diary】

HASHIKI's ゲームプレイ日記

2022年9月2日に発売された『The Last of Us Part I』始めました!

PS3で発売した『The Last of Us』をPS5専用タイトルとしてフルリメイクした作品で、60fpsを維持しながらの表現力が格段に上がった圧倒的グラフィックとDualSenseワイヤレスコントローラーの機能に対応させた、PS5の性能をフルで使った最新世代『The Last of Us』となっています。

実は、PS5“専用”タイトルをプレイするのは初でして、PS5だからこそ織り成せる表現力と2013年から9年経った名作『The Last of Us』の進化っぷりを楽しみにしておりました…!

  

  

ちなみに、今はヘンリーサムに出会ったあたり。ゲームの中盤あたりでしょうか。

そこまで進めてのレビューとなっています。

そこに存在するかのような『The Last of Us』に進化

言わずもがな、PS5向けにリメイクされたことでビジュアルが圧倒的に進化しています。

PS3の時点で丁寧に作り上げられていた『The Last of Us』でしたが、今回の『Part I』でキャラクターの毛髪や顔のしわ、フィールドの建物や草木、その辺に落ちている細かなオブジェクトまでありとあらゆる部分に手が加えられている上、見るだけで質感を感じ取れるようなグラフィック、差し込む光の加減も現実に近づいていて不自然さを感じることはほぼないような次元まで進化させています。

   

   

まぁPS5専用タイトルにリメイクしてグラフィックの進化は当然といっちゃ当然なので、グラフィックきれい!ってところ推しても何なので、その中でも一番の見どころといったら、キャラクターの表情の豊かさだと思います。

  

   

表情がより自然になったことで、キャラクターの感情がより伝わりやすくなりました。
特に、感情が露わになるような場面、“キャラクターが何を考えているのか” が、キャラクターの言葉を聞かずとも伝わってくるようなわかりやすさがあります。

PS3版とPS5版を見比べてみるとその進化具合は一目瞭然。

  

   

喜怒哀楽をはっきりとさせたような大げさな表現とかではなく、より自然に、感情から滲み出てしまったような、現実の人間に近い動きの表情になっています。

それに伴いグラフィックの向上で肌の質感から毛髪からしわからすべて作り直されているので、もうムービーシーンに至ってはドラマみてるような感覚ですね。

  

この場面のテスの表情にはPS3版を超えた想いが伝わってきてグッときましたね…。

『The Last of Us』は人間ドラマも魅力の一つであるため、キャラクターをより現実に近づけることでゲームに感情移入しやすくなりました。

これが「ノーティードッグ」のPS5専用タイトルにさせて到達したかった次元…!ただのリメイクと侮るなかれ、グラフィックの進化だけでも目を見張るものがありました。

  

一部ファンにはたまらない武器カスタマイズも『Part II』仕様に

    

リアル路線でもゲームプレイは損なわない

細かーいところまで現実世界のようにリアルに作り込まれている『The Last of Us』なんですが、主人公のジョエル以外は敵の視界に入っても見つかることはないし、急に視点変更するとライトの光とジョエルの懐中電灯の向きとが合ってなかったりすることはあります。

   

カメラ方向を優先してライトが表示されます。
気づきそうで気づかないポイント

   

そういった細かな部分には目を瞑ってゲームプレイを優先させる仕様になっています。これはゲームを快適に遊ぶために必要なことで、PS3版からそういった仕様になっています。

PS5で格段に表現力が上がり、AIも賢くなり、よりリアルな世界観を楽しめるようになったからといって、その辺は変更されることはなく、ゲームを快適に、没頭できる仕様になっているのはPS3版と同じ。

リアルを追い求めるため、モーションによって出来ることが制限されていたり、敵のAIが賢くなったからといって変に予測不能な動きをするとかそういったことはなく、PS3版と変わらず普通にゲームとして楽しめるので安心してます。

ただ遊びやすいからといって、難しくても頑張ればクリアできるあの絶妙な難易度は健在ですので、簡単になったというわけではないのであしからず。

  

良くも悪くも“忠実”リメイク

初めて『The Last of Us』をプレイしたのは、PS4のリマスター版『The Last of Us』。
『The Last of Us Part II』の発売日前くらい遊んだので、プレイ自体は結構最近の部類でした。

なので、懐かしんで遊ぶという感覚ではなく、PS4版と比べられるほどある程度内容は覚えていました。
その記憶を辿りながらだとすんなりと進められるほど、原作を忠実に再現しています。

フルリメイクということで、グラフィックやゲームプレイの進化以外にフィールドの変更ややちょっとした追加エピソードだったり何かしらあるのかなーと思っていたのですが、今のところほとんどないです。

ぶっちゃけグラフィック、ゲームプレイに関してはPS4のリマスター版で十分満足できるレベルだったので、何か新フィールドや『The Last of Us Part II』に繋がるような追加要素がストーリーにあったりしなかなーと思っていたのですが、あくまでもそこは原作忠実。無理に捻じ曲げず、原作をより良く向上させたものになっています。

それはそれでもちろん良いことですし、原作愛も感じますが、せっかくのフルリメイクなのでどこか変化があっても良かったかなーとも思っています。

    

新鮮味に欠けるかも…

リマスターの時点でPS4クラスのゲームと遜色ないグラフィックとゲームプレイを楽しめたので満足していました。そこからのフルリメイクということで、どう進化させるのか気になっていたのですが、先ほどの通り、原作を現代の環境に合わせて楽しむということを重要視しており、ストーリーやフィールドなどに追加要素はほぼありません。

それは逆に新鮮味に欠けてしまうということでもありますね。(まだ中盤なのでこの後なにかあるのかもしれませんが)


グラフィックやAIは目を見張るほど素晴らしい進化を遂げていますが、ぶっちゃけグラフィックとかって慣れちゃうもので…これに慣れちゃうと、PS5版なのに2周目をプレイしているような感覚に陥ってしまいます。

そうなると1回クリアしたらもういいかなってなりそうなんですよね。ストーリーも展開も原作と一緒なので。

“原作に完全忠実” それを良しとするかしないかは個人の判断になりそうです。

個人的には、先ほどでもあったようにせっかくのフルリメイクなので何か変化が欲しかったなというのが正直な感想です。

ですが、それでも最新世代版『The Last of Us』というだけでも遊ぶ価値は十分あります。好きな作品なので、フルリメイクしてくれただけでも結構ありがたい…m(_ _)m

リメイクによる追加要素を期待すると少し拍子抜けしてしまうかもしれませんが、それを補うほど最高のゲーム体験は待っていると思いますよ…!

  

    

   

表現力が驚くべき進化を遂げている『The Last of Us Part I』。

PS5専用タイトルの力とはどのようなものか見比べるには初めてプレイする作品としてちょうど良かったかもしれない?

このフルリメイク版『Part I』が凄いのはもちろんですが、PS3であのクオリティを出していたのにも改めて感動しちゃいました。『The Last of Us』という作品、そして「ノーティードッグ」の開発力に脱帽です…! 

  

それにしても発売日に購入したにもかかわらず進行速度が遅すぎて申し訳ない…(^^;