【バイオハザード ヴィレッジ】メイキング映像に実は新情報が…?【考察】

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東京ゲームショウ 2020 オンライン」では、『バイオハザード ヴィレッジ』の新情報が解禁!…というほどでもなく、「2ndトレーラー」の公開と、ちょっとした新情報がわかったくらいで、正直そこまで盛大な情報解禁とはいきませんでした。

 

 

東京ゲームショウ2020でも、新規の実機プレイ映像などはなく、ちょっとした新情報公開のみで「TGSは空振りか…」と思っていたところ、「メイキング映像」が公開されたのです。

主に、『ヴィレッジ』について開発陣が解説をする、という映像なのですが、これが“更なる新情報へのカギ”となりそうなものが散りばめられてるようなんです。

今回は、この「メイキング映像」から読み取れる『バイオハザード ヴィレッジ』の新情報と、まだ残る謎を考察していきたいと思います。

 

 

『ヴィレッジ』は、主人公「イーサン・ウインターズ」を“描き切る”

前作、『バイオハザード7』から引き続き、主人公を務める「イーサン・ウインターズ」。

『バイオ7』から突然、主人公として登場し、顔も年齢も経歴も不明という、主人公にしては謎が多すぎる人物です。
『ヴィレッジ』のディレクターを務める佐藤盛正さんによると、『バイオ7』では、ある種“プレイヤーのカメラそのもの” “無色透明なキャラクター”というプレイヤーそのものであるようなキャラクターでしたが、1本のゲームとして完成させると、「イーサン・ウインターズ」というキャラクターに愛着が生まれ、“彼の物語はどうなるんだろう?”という興味が湧いたそうです。

『ヴィレッジ』は、その謎に包まれた「イーサン」の全てがわかる“イーサンを描き切る物語”となることが判明。

 

「恐ろしく美しい村」がコンセプト

もう一人の主人公とまで言われるVillage「」。

その村のコンセプトは「恐ろしく美しい」らしく、光源設計が『バイオ7』とは、まるで違うものになっているようです。
確かに、トレーラーでもわかるように、村は夜の描写だけではないですよね。雪が舞う曇りかかったような不気味な気候が村とマッチし、暗闇とはまた違った不気味な雰囲気を生み出しているように思います。

しかし、以前にも噂があった“懐中電灯”の要素があるとすれば、“明暗”がポイントになると思われます。

『バイオ7』のような、暗くジメっとした気持ち悪さのような恐怖感とは、一味違ったものになるのかもしれません。

 

『バイオ7』とは違い“恐怖感”に“美しさ”を取り入れている

『バイオ7』のデザインを1つずつ見直し、過去のロジックを忘れ、“親しみやすい”デザイン要素を多く取り入れているようです。

その“親しみやすい”というのは、狼男魔女吸血鬼といった西洋の都市伝説を指しているのでしょうか?

通称「狼男」のコンセプトアートのようなもの。

また、“恐ろしさ” “美しさ” “残酷さ” または他のフィールなのか…。遠くの遠景までリアリティに作り込まれている「村」にも、感情のようなものを感じ取れるデザインになっているようです。

臨場感と現実味に溢れた、広がりを感じる舞台になっているので、思いもしないようなところまで行けたり、細かいところまで作り込まれています。

 

プレイの幅は拡がり、“自分ならでは”のプレイができる

自分ならではのプレイをどれだけできるのかを意識しているようで、様々な困難に自分なりの工夫で攻略していくというプレイの幅は『バイオ7』からかなり意識して拡げているようです。

TGS 2020 オンラインの生配信であった狩野英孝さんによる実機プレイでも、映像は出なかったものの、棚を倒して敵の進路を塞いだり、素材を集め、物を作るクラフト要素があったりと、できることが『バイオ7』よりも格段に増えたように思いました。

 

導入された「絵本」の要素の真意

従来のシリーズにはなかった、絵本のファンタジー要素について。

今作は、バラエティに富んだ作品になるため、いろんなバラエティの要素が「1つの書物に収まっているように表現」できれば良いと考えたからだそうです。

このテイストは今までになかったものですが、それをも不自然と思わせないほど、良い意味で異質なバイオハザードになっていそうです。

  

『ヴィレッジ』でイーサンは〇〇?

「我々が作り出す手触りやアイデアが全て詰まり、ゲームをクリアした時にそれらが全て結び付く」

この従来とは異質な『バイオハザード ヴィレッジ』が、イーサンとどう結びつき、どう完結するのか。

最後のディレクターである佐藤盛正のコメントが、動画の最後の最後に

イーサンという1人の人間の物語を、イーサンというキャラクターの、イーサンの全てを描き切る作品だと思っている。

と、言うのです。

ゲームの面白さである恐怖感や美しさ、プレイの幅の拡がりに触れずに。

「イーサンを最後まで見届けたい」「それが『Village』の1つの軸」とまで言っています。

….

これ、イーサン死亡フラグ立ってませんか…?

“最後まで”という言葉が引っ掛かります。

それに、正直、我々プレイヤーはイーサンに何か思い入れがあるかっていったらそんなにないと思います。(だって7じゃずっと謎一般の人なんだもん…)

それにも関わらずこれほどのイーサン推し。開発者も感情移入するほどの“何か”があるのか…。

イーサンに、その“何か”が起こるのは間違いなさそうですね…。

 

 

正直、期待以上の新情報解禁とまではいかなかった「TGS2020」でしたが、『ヴィレッジ』自体の期待は高まってきましたね!しかし、クリスの思惑や謎の魔女や男爵の正体は全然わかりません!
次の新情報解禁の時には、その辺の謎も明かしてほしいものです!ついでに発売日も公開してほしい!