【バイオハザード RE:4 SEPARATE WAYS】価格以上の価値アリ!原作ファンも十分楽しめるエイダ編完全リメイク【クリアしました】

HASHIKI's ゲームプレイ日記

  

『バイオハザード4』に本編の裏側の物語として収録されていたエイダこと「The Another Order」をリメイクして『バイオハザード RE:4』の有料DLCとして発売した『SEPARATE WAYS』(以降『RE:エイダ編』)をクリアしました。

ボリューム的に本編の1/3くらいだったので購入してから数時間ほどでクリア可能でしたが、内容が良すぎて1,000円は破格にも思えてしまう出来でした。

 

  

原作にはPS2版で初めて収録されたエイダ編。『RE:4』でもリメイクされてると思いきや収録されていませんでしたが、本編にて何となくその存在を匂わせていました。そのエイダ編が満を持してDLCとして登場。

原作と違う展開はありつつも原作側に寄せようとしていた本編のレオン編に対し、このエイダ編は原作と本筋は同じも結構内容を変えてきています。

ですが、原作の後でくっつけたようなストーリーではなく、エイダ編を想定してのレオン編であったことが窺えるので、原作よりも整合性がとれた内容になっています。

アクションに関してもお決まりの「フックショット」を使ったアクションの他、スパイに似合う新型デバイスを装備していたりと『RE:4』という地が面白い作品なだけはあり、エイダ編も原作を超えたリメイクとなってくれました。

   

   

対応機種PS5 / PS4 Xbox Series X|S Steam
価格1,000円(税込)
プレイ人数1人
ジャンルサバイバルホラー
CEROZ

   

  

レオン編よりも挑戦的なリメイク

   

レオン編は改変箇所が多くも原作を大事にする傾向にあったのですが、RE:エイダ編はほぼ丸々変わっていました。

ただ、これに関しては原作の『the another order』の内容がレオン編に後付けしたような内容だったというのもあり、本来はこういったレオン編、エイダ編共に考慮したストーリーにするという形でRE:エイダ編は一から制作するのがベストだと思います。

『RE:4』でそれが実現し、RE:エイダ編も整合性のとれたストーリーにしつつ、原作にはなかった展開や要素をふんだんに盛り込んだリメイクになっています。

レオン編の裏側で活躍していたエイダを知るだけでなく、レオン編をプレイして感じた「あれ?あの敵は?」とか「あのステージ出さないんだ…」という物足りなさや散りばめられていた伏線が、RE:エイダ編で回収されます。

  

レーザー部屋の復活は原作ファンとして嬉しかったなぁ

  

それだけでなく、原作版をプレイ済みの方でも予想もつかない驚くような展開もいくつかあり、『the another order』をやり込んだ原作ファンでも十分に楽しめるものにリメイクされています。

  

トレーラーでも既出のこのシーン。
ウェスカーも出番が増えています。
お前が現場にいるなら全て解決やろってツッコミは野暮ですよ。

ボリュームは価格以上!1,000円払う価値ありのDLC

   

RE:エイダ編、思った以上にボリュームがあります

本編の1/3ほどで4~7時間くらいで遊び切れるボリューム。しかも、内容もちゃんとリメイクされてて新ステージの追加も多く、レオン編からの使い回しに感じる部分はほぼなく、これらを踏まえると価格が1,000円なのは安い。

エイダが活躍するのはもちろん、「ルイス」も『RE:4』レオン編に続きRE:エイダ編でも大活躍、さらにちょい役だった「ウェスカー」がなんと出番増加で、エイダ以外のキャラクターを掘り下げた描写が多いのも特徴。ただあのキャラだけ出番が少なくなってしまいましたが…。(これは後述に)

やり込み要素や本編でも使える新衣装アイテムなど追加要素もあるので、『RE:4』をプレイした人が、この『セパレート ウェイズ』を買わない理由がないでしょう。

まず、『RE:4』で物足りなかったエイダ様を堪能できる時点で買わない理由がないです。

 

最期に見る光景はこれでイイって人も多そう

   

エイダ専用アクション「フックショット」がクールで爽快!

    

エイダと言ったら「フックショット」を思い浮かべるには容易いほど『4』では活躍したエイダ専用アクション。

このフックショットが、移動手段だけでなく攻撃手段としても使用できるようになっています。

近接専用攻撃のメレーが、遠距離からでもフックショットを使って一気に敵に近づけるようなったことで遠距離でもメレーを発動可能となった他、敵が所持する盾をフックショットを使って無理やり引きはがすことも可能です。(この盾剥がしアクションはアイテムが必要)

原作版以上にフックショットが大活躍。原作になかったエルヒガンテ戦では移動も攻撃も大活躍してくれて、もはや巨人を狩る調査兵団とも言われていましたね。

   

   

フックショットの大活躍により、アクションに快適さと爽快さが加わっています。これが想像以上に楽しい。

レオンと基本操作は変わらないのに、このフックショットが加わっただけでも別ゲーをプレイしているような感覚になるほど爽快で新鮮でした。

また、フックショットだけではなくスパイらしいコンタクト型の新デバイスも追加されています。

こちらは探索面でしか使えませんが、スパイグッズの進化にも目が離せません。

 

フックショットを使える場所や足跡を識別できる超優れもの。
『RE:2』でも小型のハッキング機器を持っていましたし恐ろしい開発力を秘めてるところにいるんですねエイダ…。

   

新しい展開が見れるも、なぜかあのキャラとの絡みは削除へ…

   

新ステージ、新B.O.W.、『RE:4』で盛り込めなった要素や原作にない展開など、原作版の上に驚きや楽しさを盛りに盛られていたエイダ編だったのですが、1つ不可解な点が…。

それは、今回のRE:エイダ編でクラウザーとの絡みが一切なかったこと。

原作版では同じ所属のスパイ仲間でありながら、お互いを邪魔に思う関係性で、最終的には戦うことになっていたのですが、RE:エイダ編ではそれらが一切なかったです。

といっても、エイダとクラウザーが初対面というわけでもないらしく、エイダはクラウザーのことを知っている様子。この辺が謎でしたね。絡みがないなら面識ある設定にさせなければいいのに…。

VSクラウザー戦が『セパレート ウェイズ』でどうなるのか楽しみだったのですが、それがなくてそこだけ拍子抜けでした。

ただ、この点に関してはまた別の人物が関わってくることになるので、もしかすると違う誰かのアナザーストーリーが追加されるかも…なんて期待を持っています。

  

なぜ彼がわざわざ現場へ赴いたのか…。その辺も明らかにして欲しい…!

  

もうオススメ云々より、『RE:4』買ってるなら『セパレート ウェイズ』も買うべきの素晴らしいエイダ編でした。

RE:エイダ編配信と同時に「マーセナリーズ」にはエイダとウェスカーが無償アップデートで追加となっています。ウェスカーの人間やめてる超人アクションは健在で強さも爽快感も格段にアップ、エイダも使いやすいキャラになっており無償アップデートだけでも楽しめる内容になっちゃってます!