サバイバルホラーでお馴染みの「バイオハザードシリーズ」、最近だと「バイオハザード7」「バイオハザード RE:2」あたりからでしょうか。
国内版だとCERO、17歳以上対象の「D ver」と18歳以上のみ対象の「Z ver」の二種類で発売するという手法がされていますね。
CEROについて軽く説明した関連記事はこちら>>CEROが業務停止へ、ゲーム業界への影響は…?
このグロ規制がない無規制と思われている「Zver」、実はグロ表現にまだ規制がかかっているのです。これは有名な話かも。
バイオハザードシリーズの国内版の規制が強くなったのは「バイオハザード4」あたりからですかね。
実は、このグロテスク表現が無規制である海外版バイオハザード、国内版PS4でも普通に動かせるのです。
その前に、そもそも日本でも18禁になるほどの「Zver」が出てるのにこれ以上何が違くなるの?という方に簡単にご説明いたします。
例えば「バイオハザード7」を例に出すと、序盤のジャック(ファミパンおじさん)とのボス戦。ガレージにて警官が登場しますよね。
国内の「Dver」だとスコップが頭部に刺さるだけ、「Zver」だと頭部を突き抜けるだけ、といった具合にグロ表現の度合いが違うのですが、海外版だともう一段階上の表現があり、頭部が取れます。
他にも人体の断面図の表現だったり、欠損表現だったりと、海外版はグロ表現に容赦なしなのです。
欠損表現の規制で一部、国内版ではカットされているシーンもあります。(ちょっとした演出ですが無規制になることで一部追加シーンが発生)
「バイオハザード RE:2」だとどうでしょう。
RE:2でも国内版「Zver」よりも海外版は、ゾンビの欠損表現(血の表現、腕が取れる、ヘッドショットで頭部が破裂するなど)が進化します。
これにより一部演出の変化もあります。
まず「レオン編」、ベン・ベルトリッチという登場人物がいます。
この人物もあっさり死んでしまうのですが、Zverでもタイラントに頭部を潰され、結構ムゴい死に方をするのですが、海外版は欠損表現の規制がないので血が鮮明になりもっとムゴいことに…。
「クレア編」では、バーキンGがG2になるあのシーン。犠牲になるタイラントです。
Zverでは爪が突き抜け、体を引き裂くだけで終わるんですが、海外版は引き裂かれた体から内臓が見えちゃったり…。
他にも所長のあのシーンがちょっとリアルになったりといった変化が。
「規制がないと思ってたのにZver全然規制されてるじゃん!」と思った方
先ほども言った通り国内版PS4で海外版ソフトは普通に動かせます。Xbox Oneも同様に動きます。
海外版というと、だいたい「北米版」か「欧州版」といった二種類になります。(内容はどちらも一緒)
二つを比べると欧州版の方が安かったりするのですが、欧州版だと一部の機種で正常に映像が出力されない可能性があるみたいなので、今回は「北米版」をおすすめします。
「でも海外版だと全部英語なのでは…」という心配されている方も、バイオ7、RE:2は海外版に日本語字幕、日本語音声に対応しています。※もちろん、ゲームを初めて起動して日本語設定するまではすべて英語表記なのでご注意を。
グロ耐性があり、またバイオハザードシリーズをやり直したいと思う方、海外版をご検討してみてはどうでしょう?
一応、同じくグロ規制がない(レオンの頭部が取れる、溶けて骨丸見えなど)「バイオハザード4」もありますが、こちらは日本語字幕、英語字幕の対応なしのようです。
※購入を検討されている方への注意点
- RESIDENT EVIL(レジデントイービル)は海外版バイオハザードの名称です。
- PS4版とXbox One版は動作可能という話ですが、念のためお持ちのゲーム機のバージョンなど確認し、今一度ご自身で動作の有無をしっかりご確認ください。(私自身はResident evil 7通常版の北米版の動作は確認しました。北米版の「RE7 Gold Edition」「RE2」「RE4」は私自身では確認しておりません。)
- 海外版はメーカーサポート対象外であったり、アップデート案内が英語だったりするので、購入を検討されている方はご注意ください。
- ボタン配置が国内版と違うのでご注意ください。(PS4だと〇と×が逆)
いや、今更紹介されても、もうクリアしちゃったし…という方。
もちろん「バイオハザード RE:3」にも海外版あります!ただし、こちらはまだ発売していないものなので日本語字幕、日本語音声の対応の有無、動作確認、規制表現の内容については不明です。日本と全く同じということはないと思うのですが、そんなに変わらない内容だった…なんて可能性も十分あるのでご注意ください。(後に追記あり)
※海外版RE:3である「Resident Evil 3」について追記(6/6)
日本語字幕、日本語音声ともにあり。動作については国内版PS4でも動作するようですが、同様にお持ちのゲーム機のバージョンなど確認し、今一度ご自身で動作の有無をしっかりご確認ください。
海外版「バイオハザード RE:3」のグロ表現は、海外版RE:2で見られる内臓の黒塗り表現がなくなる(鮮明に見える)、ゾンビの欠損表現(腕や頭部)、病院内にあるハンターβ登場の箇所で一部表現の変更くらいでイベントシーンの一部追加や演出の変化といった目立った変化はありませんでした。