
2011年に発売発売された横スクロールパズルアクション『LINBO』クリアしました。
本作は、2010年にXbox360で発売された後に、PS3で発売、以降PS4やSwitchでもリリースされるほど、白黒で表現されるモノトーンの不気味な世界と絶妙な仕掛けや罠、死亡すれば容赦ない残酷な描写が描かれることで注目を集めたゲームです。
1周が1~2時間ほどでクリアできるボリュームなのでトロコンまで進めちゃいました。

対応機種 | PS4 / Switch / PC / iOS / Android / PS3 / Xbox 360 |
ジャンル | 横スクロールパズルアクション |
プレイ人数 | 1人 |
CERO | D |
開発 | Playdead |

まとめ
- グラフィックのタッチとダークすぎる世界観のギャップが良い
- ストーリーはないに等しいが “ここがどんな状況でどんな世界” なのか考察はできる
- 操作は非常にシンプルで遊びやすい反面、仕掛けはそこそこ難しく死んで覚える死にゲー
- 隠し要素はあるものの1周すれば十分なほどのボリューム
見た目に騙されるグロくてダークな世界

ゲームは非常にシンプルな操作で絵本のようなグラフィックではありますが、白と黒で構成されたモノトーンの不気味な世界で、主人公の死亡シーンは体がバラバラになったり内蔵のようなものが飛び出したりとグロテスクな部分を惜しみなく描写しています。
グラフィックがかわいいからといってもその不気味な雰囲気は十分醸し出されていますが、想像以上のエグい描写のオンパレードなので注意が必要。

ゲーム内容は横スクロールで進むためにひたすら仕掛けや謎を解くパズルアクション。
攻撃を一回でも喰らえば体がバラバラになる危険を秘める大人向けな内容なので、罠や仕掛けに関しては結構やり応えのある死にゲーとなっています。
シンプルな操作で静かでダークな世界観を楽しめるパズル横スクロールとしてはかなり楽しめる部類だと思うのでこういったゲームが好きな人にはオススメできます。
説明という説明が一切ないのがまた良い

操作説明もないままいきなりゲームが始まるのでストーリーというストーリーはほぼなし。
一応 “主人公の少年は妹を探している” という設定はあるみたいですが、道中出てくる別の少年たちや怪物たち、舞台についての言及はないです。
この手のゲームは何も説明ない方が雰囲気出て良いし、説明が必要な操作方法でもないのでこれはアリな方でした。
考察しがいのある描写もいくつか散りばめられているのでこの世界の謎を読み解く楽しさはありますよ。
価格に見合うボリューム

価格が安くセールになれば数百円で購入できるインディーゲームということで、1周すれば十分なボリューム。
2周目に仕掛けの変更や追加ステージといったものもなく、1周目で謎解きを理解していれば難なくクリアできるようになりますが、それでもそこそこシビアで難しいゲームなので、トロフィー条件のコンテニュー5回以内でクリアは結構やり応えありました。
隠し要素として、ステージ各所に散らばる「卵」をすべて集めると隠しステージに挑むことが可能。
この隠しステージはかなり難しい…というかほぼリズムと勘が頼りになるステージだったので、やり応えというよりもただ面倒だった印象しかなかったです。ここは1回やったらもうやりたくない…。
オススメポイント
- 罠の回避や仕掛けを解くシンプルな横スクロールアクション
- グロクテスクな描写に容赦なく、不気味でダークな雰囲気
- 簡単すぎず難しすぎず、頑張ればクリアできる難易度
- ひらめきが必要な仕掛けがたくさん
- 説明もムービーもほぼなし、1~2時間ほどで手軽に遊べる

PS Storeのセールでよく見る(しかもかなり安い)ゲームだったのでずっと気になっていたので衝動的に購入して遊んでみました。
想像通りのダークな世界でやり応えある難易度、ボリュームも手軽でちょうど良かったので価格のわりにとても楽しめました。
ただ、卵をすべて揃えた後に挑める隠しステージは難しすぎて発狂しそうでしたけど…。