『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』を「Unreal Engine 5」でリメイクした『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』の最新トレーラーの発表に続き、英語版スネークの声優デイヴィッド・ヘイター氏が司会を務めるリメイクの裏側に迫る「METAL GEAR SOLID Legacy Series Part 2」が公開し、いくつかの新情報も明らかとなりました。
この「METAL GEAR SOLID Legacy Series Part 2」にて新たに明かされた新情報は以下の通り。
- 原作ファン、新規ともに楽しめる2つのモードを収録。
「レガシースタイル」
オリジナル版のような俯瞰カメラ操作
「ニュースタイル」
三人称視点カメラによる『MGSV』に近い操作 - 戦闘ダメージによる衣服の破れ、あざ、弾痕などはリアルタイムで反映され、ゲームプレイ中ずっと残る。
- グラフィックは最新のビジュアルにしつつ、すべてにおいて原作を完全に忠実に再現し、ボイスも可能な限りオリジナルのまま収録。
- 海外では予約開始され、コレクターズエディションも用意されている。(日本は未定)
3人称視点のモードしかないと思っていたのですが、オリジナルの俯瞰モードも収録した2つのスタイルでプレイ可能とのこと。
海外では限定版の情報や予約も開始しているとのことから発売日もそう遠くはなさそうです。(なぜ日本についての情報がないのかが謎ですが…)
さらに、原作ファンなら気になるであろう『MGS』シリーズの生みの親である小島 秀夫監督を含むオリジナルスタッフの関与についても言及。『MGSΔ』『MGS MASTER COLLECTION Vol.1』の既出情報も含め以下にまとめています。
- 現在コナミに在籍していない『MGS』シリーズの制作に携わったスタッフは、今回の『MGSΔ』『MGS MASTER COLLECTION Vol.1』には関わることはない。
- 新たに『MGS』が始動(リマスター、リメイク)したのは、オリジナルのスタッフが作ったものを後世に残していくために企画されたもの。
- リメイクは『MGS』を知らない若い世代へ向けた新たなアプローチ。
- 『MGS3』を先にリメイクしたのは『METAL GEAR』サーガを追う意味で一番最適だったから。
- リマスターを出した経緯は、ゲーム中に使われている実写映像の権利関係で配信が難しくなったこときっかけに新たなハードに向けて出し直したもの。
- 『MGS MASTER COLLECTION Vol.1』発売時のバグや操作性の不備などは現在も対応を続けている最中。
名前こそ出されていなかったものの、小島 秀夫監督率いたオリジナルチームについて結構触れていたのは驚きました。(この辺については国内外問わず相当言われて避けれなかったんでしょうね…)
リマスター、リメイクを担当した現チームが『MGS』に関わるべきか厳しく見定めて欲しいとも映像で発言していることからも、リメイクに対してそれなりの覚悟があるのは伝わりましたね。
新世代へのアプローチもしつつ、原作ファンにかなり気を使った作品になりそうな『MGSΔ』。
A HIDEO KOJAM GAME と明記されてないのは寂しさがあるものの、 正直『MGS3』はグラフィックを一新しただけでもプレイする価値はあると思うので何だかんだ楽しみではあります。
比較映像を見ても原作からほとんど変えてないのは原作リスペクト精神あって好印象。
デイビッド・ヘイター氏は『MGSV』のスネーク役を外されて納得いってないような話があった気がしたんですが、また『MGS』シリーズで顔を見れる日がきて嬉しい。
ちなみに小島監督は過去作に触れることはあってもリメイク版の『MGSΔ』については一切触れていないのが…ね…。
※画像は「(4K) METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER – Official Trailer #1 (CERO) | KONAMI」をキャプチャーしたものです。