『ゼルダの伝説』シリーズ最新作にして『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編の『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をクリアしました!
本作をはじめた報告をしていないので、クリアレビューをネタバレなしで書き綴っています。
ハイラルの大地に降り立った途端にやる事が尽きず、はじめました!と言わせる隙がないくらい面白かったため、いきなりのクリア報告となってしまいました…(^^;
Switchを持ってる人なら買ってない人の方が少ないんじゃないかと思うほど売れまくってる通称『ティアキン』
『ブレワイ』の時点でその評価の高さにもうゲームの頂点に君臨したようなものだったのですが、その頂点を超えてきそうな続編の『ティアキン』です。本当に任天堂の開発力はすごい。
作り込まれた世界観と一人一人が魅力的に映るキャラクターたち、アクション性にあり得ないほどの自由度の高さを組み合わせ、底なしのやり込み要素とSwitch独自の手軽さを足したのが『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』です。それを神ゲーと呼ばずしてなんと呼べばいいのか。
“ゲームの面白さ”とは何なのかを改めて痛感させられるような、そんな素晴らしい作品でした。
対応機種 | Nintendo Switch |
プレイ人数 | 1人 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
価格 | ・パッケージ版 7,920円(税込) ・DL版 7,900円(税込) |
CERO | B |
前作から健在な「自由」に「創造」する楽しさも
“行けないところがない”というほどの自由度の高さと行けないところがないと困るくらい広大なオープンワールドで圧倒された『ブレワイ』に、今度は“作れないものがない”というくらい万能なゾナウ族由来のリンクの右腕の能力が加わります。
便利機能が多々ある中やっぱり注目されたのは「ウルトラハンド」。あらゆるオブジェクトを自由に接着して創造するという、これまでのアクションゲームで出来そうで出来なかったことを当然のようにやってしまうのがまずすごい。
もう発売から一ヵ月、このウルトラハンドであらゆるオブジェクトを組み合わせて罠や兵器(?)まで作り上げるといういろんな使い方をしている人を見てるだけでも楽しい、そして自分がやり始めれば無限に遊べちゃうんじゃないかって思えちゃいますよね。この能力の時点でももう面白いが確定しているようなもの。
何でもかんでもオブジェクト同士なら好きなとこにくっ付けられるって、これまでそういった機能が他のゲームでは多くないことを考えると実装するのって相当難しそうですよね。それをやっちゃってます、任天堂。
そして、個人的に革新的と思ったのが「トーレルーフ」。頭上の遮蔽物が、ある程度近くて平面であれば通り抜けちゃうというありそうでなかった便利機能。洞窟や地底、ダンジョンに入って出口がわからなくなっても天井があれば一瞬で通り抜けちゃう。迷う心配をしなくても良くなったこのショートカット機能をよく思いついた上、実装するという任天堂のアイデアと開発力に脱帽です。
他にも武器にアイテム接着して強化できる「スクラビルド」、オブジェクトの時間を逆行させ元の場所に移動できる「モドレコ」、ウルトラハンドで作り上げたものを登録して瞬時に生み出せる「ブループリント」、すごいところを上げるとキリがないです。
なんやかんや言う前に、このリンクの右腕の機能の楽しさ、面白さは体感するのが1番良いはず。
最初慣れないと「なんだこのややこしい機能は…」と思うかもしれませんが、慣れればこっちのもんです。やる事が尽きない万能な能力に浸りましょう…!
それにしても、ハイラル建国時に関わっている初代国王ラウルに備わってる右腕の能力…便利すぎんか…?
マップに「空」と「地底」が加わり2倍にも広がっている
前作のハイラルの大地だけでも相当広かったのに、今度は上(空島)と下(地底)も加わってしまいました。(トレーラーでは空をメインに推してたからまさか地底まで行けるとは思ってませんでしたね…)
上空に点在する浮島にハイラルの大地の至る所にある不気味な地底への入り口…まさに冒険してる感じがします。
『ブレワイ』であった「あそこも行けるの!?」という期待が空と地下にまで広がります。
上空に不気味に浮いているでかい島を見つけた時の「あそこどうやって行くの…」と、飛んでるときに「めっちゃでかい穴開いてる…」という発見をしたときのあのワクワク感たまらんですね。
最初の面倒くさいと思うかもしれない移動もストーリーを進めて出来ることを増やしていくと移動することが「楽しい」に変わります。歩いて行くのも山を登っていくのも、空を飛んでいくのも自由、道に沿って行くことなく障害物お構いなしに一直線に向かう、サブクエをこなしながら、素材を探しながら、魔物の拠点を潰しながら、コログを放t…運びながらも自由です。
久々に“冒険”というものさせてもらいました。あれやれこれやれのやらされる冒険ではなく自ら進んで行く冒険。
初めてテレビゲームを手にした高揚感のようなものすら感じます。「あーゲームの楽しさってこんな感じだったなぁ」と思い起こさせてくれたのは、まさかの『ゼルダの伝説』でした。
ハイラル建国から宿敵ガノンドロフも登場する重要なストーリー
前作『ブレワイ』は「厄災ガノン」という災害みたいなモンスターのようなものでしたが、今作からシリーズおなじみの「ガノンドロフ」がリンクの前に立ちはだかります。
それに伴い、ガノンドロフが暗躍するハイラル王国建国時代にまで遡る壮大なストーリーとなっています。
前作は、100年前の英傑たちが登場していましたが、今作ではさらに昔のゾナウ族などのキャラクターが関わってくることになるのです。
『ティアキン』はシリーズとしては珍しい前作からの直接的な続編となるため、世界観、多くのキャラクターは継続して登場します。前作との接点を持ちつつ、100年前よりもさらに過去、しかもハイラルを語る上で重要な初代ハイラル国王にしてゾナウ族のラウルや古代ハイラル人のソニア、そしてガノンドロフといったキャラクターたちも関わるというより風呂敷を広げた物語になるのです。
といっても、リンクの目的はシンプルで封印より覚醒した全ての元凶ガノンドロフを阻止すること。
そのため、ハイラル各地で起きたガノンドロフ復活の際に起きた天変地異の調査のため、前作でも訪れた4都市に赴くのですが、最終的には予想外な展開が待ち受けているので楽しみにしててほしいです。
一言、クライマックスはとても感動しました。
前作も含めればもはや非の打ち所がない
前作も含め一通りプレイして思ったのは、お世辞抜きで非の打ち所がないシリーズ最高傑作だったということ!
これほど自由で面白く感動も出来るゲームを提供してくれた任天堂にただただ感謝…。
アクションゲームの金字塔でもある『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にまだ触れていない方は説明するよりも遊んだほうが面白さを実感できるので問答無用で買ってください!
人気ゲームランキング上位の『ブレワイ』を『ティアキン』は超えそうな勢い…人によって前作の方が好きという人もいるので、ストーリーや世界観を楽しむためにも『ブレワイ』から楽しむことをオススメします。
そしてここまでくると、『ゼルダの伝説』次回作がどんなものになるのかがもう気になっちゃう。これ以上の進化を想像するのが難しいですが、そこを創造してくるのが任天堂。『ゼルダの伝説』の今後に期待がかかりますね!
オススメするなら
- Nintendo Switchを持ってるなら…!
- アクションアドベンチャーの真髄を味わいたい人
- 続編ものなので前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をプレイした人
- 空も舞台になるということで繋がりのある『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』が好きな人にもオススメ
- アクションアドベンチャーの真髄を味わいたい人
- 多くのシリーズに繋がるハイラル誕生時の話にも触れるので『スカイウォードソード』以降の作品から出るハイラルの原点を知りたい人
『ティアキン』のゲーム性にも感動しましたが、改めてSwitchの手軽さにも感動しました。
据置型だとほぼ強制的にスリープ状態なので、隙間時間にちょっとだけゲームっていうのが簡単にできてしまうのが良い。電源を切る選択肢をあまり持たせない設定にしているのもアリですね。起動が早いので気軽に遊ぶなら断然Switchってなっちゃう。てかこのSwitchの手軽さについては言っていたような気がするけど。