【バイオハザード RE:4】完成された原作を見事に超えたリメイクを堪能できました!【クリアしました】

HASHIKI's ゲームプレイ日記

 

バイオハザード4』のリメイク版にして『バイオハザード』のリメイクシリーズ『RE』の最新作『バイオハザード RE:4』をクリアしました!

こちらもとっくにクリアしていたものなので、報告が遅くなってしまいました(^^;

 

 

言わずと知れたサバイバルホラーの名作『バイオハザード4』のリメイクとだけあって、発表された当時からその期待値は高く開発陣にとってはプレッシャーだったと思うのですが、見事その期待に応える…というよりも超えたリメイク作を生み出してくれました。

 

 

クリア前のレビューはこちら

 

対応機種PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Steam
プレイ人数1人
ジャンルサバイバルホラー
CEROZ

 

『RE』らしさが目立つもオリジナルに忠実

原作をプレイしていると『RE:4』ではオリジナルを大事にしつつ、新しい事に挑戦しているのがよくわかります。

リアル路線と言いつつもデルラゴ戦の無限銛付きがあったり、QTEを廃止してもクラウザーとのナイフ戦をちゃんと再現していたり、絶対ないと思っていた転がる鉄球や巨大サラザール人形(さすがに追いかけはしなかったけど)と懐かしさを感じた部分も多かったです。

アタッシェケースをそのまま残したのも英断だと思います。荷物整理も楽しいゲームって中々ないのでは…笑(ちゃんと武器ショートカット切り替えや自動整理機能もあるし整理を煩わしく思う人は少ないはず)

 

それに対して、アシュリーとの共同作業、ルイスとの共闘など、原作で物足りなかった部分はしっかり補足してくれています。

原作を散々プレイしても十分楽しめるのは元の面白さもありますが、こういった新要素のおかげもありますね。

 

リメイクの加減で言うと『RE:2』と『RE:3』の良いとこ取りです。オリジナルの残して欲しい部分を残し、ゲームとして面白くするために変える部分は妥協しないところがユーザーにも受け入れてもらえたのだと思います。

『RE:3』で不安視された『RE』シリーズですが、『RE:4』のおかげで今後来るであろう『RE』シリーズに期待が膨らみます!

 

ストーリーに削除や変更はあるものの概ね高評価

ストーリーに関しては、これまでの『RE』シリーズから見ると、『RE:2』くらいのオリジナルの忠実さでした。

ルイスの過去クラウザーレオンの師弟関係など、これまでのシリーズや現実的なストーリーに合わせ、整合性を保つよう改変はされていますが、よほど原作一筋なタイプじゃなければ、あまり気にならないと思います。

ボリュームに関しても原作に近く、『RE:3』のように多く端折られてるところはなかったですね。

「U-3」戦は削除されてしまいましたが、「デルラゴ」や「ヴェルデューゴ」「クラウザー」など印象深い戦闘はちゃんと残されています。

 

削除されたものがある分、何かが足されているので、ストーリーが短く感じることはなかったです。むしろ長い。

また、お宝要素を散りばめたことで原作よりも探索する楽しさが増え、醍醐味の一つでもある宝探しも捗ると思います。

原作をプレイした人でも楽しめるし、『RE:2』をプレイしていればもっと楽しめる、そんな内容になっています。(ラスボス戦の『RE:2』を彷彿とさせる演出は鳥肌ものでした)

 

ゲームの真髄を味わえる絶妙なバランス

自分の腕次第で危機的状況を打破できる可能性が高くなる仕様になっています。

やはりこれを実現してくれた「ナイフパリィ」が本作の良い味を出してくれてますね。バイオシリーズ初のシステムのわりには見事に『RE:4』にマッチしてて楽しい。

武器切り替えもショートカットキーを割り振れることでいちいちケースを開く手間が省けるし、アクションに関しては利便性と楽しさが格段に上がっています。

 

アシュリーに関しては、油断すると連れ去られたり攻撃されたりでゲームオーバーになることはあるので時折厄介な存在になることはありますが、体力ゲージの廃止によって扱いやすくはなっています。

原作での鬱陶しさは軽減されてるかと思いますが、それでも先ほどの通り状況によっては予断を許さない状態なことも多々あるので護衛する緊張感はちゃんとあります。

 

とにかく、全体を通してよく出来てると感じるバランスに仕上がっています。

アクション面が強化されたことで、原作よりも腕次第なところがあり難易度は上がったかもしれませんが、アクションの醍醐味をとことん味わえるアクション好きにはたまらないゲームです。

 

唯一の欠点?は今後に期待

ダッシュがちと遅いかなーと思ったことと、ナイフパリィできる攻撃と回避コマンドで避ける攻撃の違いがよくわからないこと、あと回復アイテムのショートカットキーがあったら良かったなと思ったくらいでしょうか。

難しいという声も結構聞くのですが、ちゃんとアシステッドモードもあるのでクリア自体は出来る…はず。(プロフェッショナルはまだ未プレイですが、スタンダードを遊んだ身としては相当難しいだろうなとは思っています。)

個人的にはゲームプレイに関しては慣れで何とかなりそうだから明らかな欠点と思う部分はなく、気にせず最後までプレイできました。

 

「U-3」が削除された点については、削除しているのにその存在はしっかりとゲーム中に明記しているという不可解な部分も多く、今後DLCとして配信される可能性が高いとされるエイダ編のストーリーで登場するのでは?という憶測が広まっています。

エイダ編についてはPS2版に「the another order」としてちゃんと収録されているので、『RE:4』でエイダ編はある意味削除されてるようなものなんですよね。

原作では本編に何とかくっ付けたようなストーリーだったので、『RE:4』でエイダ編も加味してのストーリー展開に期待しているとエイダ編がないのは残念な部分ではあります。

無償DLC「ザ・マーセナリーズ」にもエイダが登場しなかったりと、人気キャラなのにあまり扱いが良くないので今後のDLCで一気に花咲かせる可能性は高そう。この辺に関してはまだ何も言えないですね。

本当にこのままエイダ編も何もなかったら欠点にはなるかな…。

 

無償DLC「ザ・マーセナリーズ」がめっちゃ楽しい

発売後に無償DLCとして配信された「ザ・マーセナリーズ」が楽しい!

原作でもかなりやり込んだ記憶がありますが、各キャラ固有の能力「バレットラッシュ」、ボス乱入が追加され、オンラインによるランキング機能があるのでやり込みが捗りますね。(ちなみに敵の数に限界がある仕様に変更となってます。)

原作でも人気のエクストラゲームは健在どころか進化しているのでクリア後も楽しめる事間違いないでしょう。

 

ただし、「レオン」「ルイス」「クラウザー」「ハンク」のみで3ステージなので、ボリュームは落ちているかも。

今後の追加キャラで原作で使用可能だった「エイダ」そして「ウェスカー」の登場、そして追加ステージが期待されます。

そしてこれらは、エイダ編後に追加となりそうですね。エイダ編が本当にくればの話ですが…。

   

オススメするなら

  • 原作『バイオ4』が好きな人
  • 『バイオハザード』シリーズが好きな人
  • TPSアクションゲームが好きな人
  • 最強イケメンに進化したレオンくんを堪能したい人

 

 

『RE:2』のレオンと『RE:4』のレオンのボイスキャストは続投となっています。

それにフェイスモデルも続投されており、顔は変わっていないのですが、『RE:2』→『RE:4』の間の年月を感じさせる成長感がちゃんと出していたのがすごい。加えてイケメン度も上がっていましたね。(よりフェイスモデルの人の顔に近くなった印象)

『7』→『VILLEGE』のクリスもフェイスモデルは変わっていないのですが、びっくりするぐらい違いますよね。これは成長でもなんでもなく、本来あるべきゴリスに戻っただけです。