2023年夏に発売予定のPS5用タイトル『ファイナルファンタジーXVI』の開発スタッフであるプロデューサーの吉田 直樹氏、メインディレクターの高井 浩氏、クリエイティブディレクターおよびメインシナリオを担当する前廣 和豊氏によるインタビューが公開され、開発状況や今後控えている発表内容について明らかになりました。
※高井氏の“高”の字は、はしごだか です。
インタビューの内容を簡単にまとめました。↓
『FF16』について
- 開発状況は9割5分。年内にもう一度情報を出す予定。
- そのタイミングで発売日を発表予定。
- 体験版も配信予定だが、発売日直前くらいになる。
- UI(ユーザーインターフェース)は調整中だが、トレーラーのものとそう大きくは変わらない。
- 大人向け、残酷描写のためではなく表現上の理由で全年齢対象にはならない。(シリーズ初のDになる可能性もあり。『FF14』『FF15』はCERO:C)
- アクションを楽める「アクションフォーカスモード」、ストーリーを進行しやすい難易度「ストーリーフォーカスモード」や2周目も楽しめる上位モードも用意している(ガチ勢向けらしい)。
- 「PlayStation VR2」に対応する予定は現時点でまったくない。
「ストーリー」「世界観」「設定」について
- 『FF16』の空気感は『FF14 蒼天のイシュガルド』と一緒で、重く沈んだようなダークな雰囲気の作品になる。
- 前廣氏の個人的なテーマとして “自己肯定” というものを入れており、それに関係した心情がキャラクターごとに描かれる。
- 6つの国の存在が明らかになったが、“国に行く” というイメージではなく、“目的があるから国に出向く” というスタイル。(首都をくまなく歩いて探索するといったような構造ではない)
- “黒の一帯” ではマザークリスタルの加護は一切受けられず、元にも戻らない、黒い荒野がひたすら続くものになっている。
- 「ドミナント」がいない期間も設定上あるが、本作では奇跡的に各国すべてにひとりのドミナントがいるという状態。
- 召喚獣とキャラクター(ドミナント)のイメージのブレはない。
- クリスタルを介在せずに魔法を使える「ベアラー」という人たちがおり、世界中から迫害を受けている。(魔法を行使できること自体が異常と考えられていたため?)
- ドミナント同様、ベアラーも石化してしまうリスクは高い。
- ゲームの中にも歴史を知るシステムが用意されている。(今回のトレーラー「AMBITION」のナレーションの女性の声とかを覚えておくと、本編を遊んだときに「おお!」となるらしい)
- 世界観を詰めていったときに、「チョコボ」と「モーグリ」が出る余地がなかったが、世界観になじむように調整して登場することになった。
「バトル」について
- 『FF16』で行われるバトルの地形は、その時のバトルシチュエーションにあった専用ステージと、自由に移動できる広大なフィールド上での2種類に分類される。
- 「人vs人(モンスターも含む)」のバトルは基本システム、「人vs大型の敵」のバトルはすべて専用で作られたものになる。
- 「召喚獣vs召喚獣」のバトルは、ワンオフ(一度限りの意味)で専用にすべての召喚獣戦が作られている。
- 自分が操作する召喚獣の大きさが20m近くて、敵は数100mといった規模の大きいバトルが、空や底が見えないクレバスなど、いろいろなロケーションで展開される。
- さらに、初めてプレイするときは操作に戸惑う可能性があるくらいバトルごとにまったく遊びかたが違う。
- 召喚獣に関するバトルは、複数あるバトルの全スケールが入り乱れるバトルになっていて、すべてシームレスになっている。そこが本作の醍醐味のひとつでもある。
- MP管理などの要素はほぼなく、最初は難しいことを考えずにやれることをぶちかましていれば気持ちよく遊べるようになっている。(もっとこだわった要素も多々用意しているそう)
- 召喚獣ごとにアビリティは4種類ずつ存在し、そのうちの2つをセット可能。召喚獣は同時に3体まで装備できる。(『FFV』のジョブに近いイメージ)
- 『FFV』の主人公バッツをリアルタイムアクションで操れるというノリに近い。
開発自体はほぼ完成に近い状態らしく、2023年夏頃発売とありますが、思ってる夏頃よりも早くなりそうですね。
『ファイナルファンタジー』シリーズの中でも珍しいダークファンタジーになるっぽくてそんなのが好きな自分はもう発売が楽しみでならないです…!
年内と近々新トレーラーが公開されるということで、そちらで明かされる新情報、そして発売日発表ということで期待がかかりますね。
徐々に全貌が明らかになっていく『FF16』。
『FF』らしい世界観でありながら、『FF』らしくないダークファンタジーでアクションに特化しているということでどんな化学反応が起こるのか楽しみ!
次の情報ではそろそろパーティメンバーの情報が欲しいですね。
※画像は「FINAL FANTASY XVI “AMBITION”」をキャプチャーしたものです。