【The Medium -霊-】最新世代ならではの2つの世界で操作するという新体験【はじめました】

HASHIKI's ゲームプレイ日記

Layers of fear』『ブレアウィッチ』などのホラーゲームに定評があり、リメイク版『サイレントヒル2』の開発をすることでも話題になった「Bloober Team」の『The Medium -霊-』を始めました!

本作は、2021年1月に Xbox Series X|S / PC 向けに発売され、後に同年9月(日本では2022年3月)にPS5でも発売となっています。

今回は、そのPS5版のレビューとなります。

  

   

現在は遊び始めて約2~3時間(寄り道含めて)くらい。

本作の特徴でもある、「二重現実」を駆使した攻略がメインとなるあたりなのでまだ序盤~中盤くらいかも…?

   

「現実」と「霊界」2つの世界が同時に交差する

特許取得済みという本作ならではの新機能「二重現実(デュアル・リアリティー)」により、「現実」と「霊界」の2つの世界を同時に探索することができます。

2つの世界を分割で1つの画面に表示するという、ありそうでなかったこの機能は、性能上、2つのゲームを同時に動かすことに等しいらしく、Xbox Seies X|S や PS5 クラスのハードでないと実現できなかったようです。

「二重現実」よって2つの世界が常に同期されることで、現実世界では何もないところに、霊界ではアイテムがあったり、逆もまた然り、ムービーでは独り言のように喋っているシーンも、霊界では霊と話していたりとそういったことが起こります。

ただ、ずっと分割画面で表示されるわけではなく、特定の場面でのみ「二重現実」になるので、一画面で現実と霊界を行き来することもあります。ずっと分割画面だとさすがにしんどいですもんね…(笑)

   

本作の肝でもあるこの「二重現実」。この機能を駆使した予想だにしていない仕掛けが満載なのか?…と思っていたのですが、案外そうでもなく、今のところ2画面による2つの世界を同時に楽しみましょうという感じ。

2画面がどうのこうのよりも、主人公に備わっている霊力を駆使した謎解きが多いですね。

正直なところ、画面分割されても片方しか見ないし、2つの世界を行き来できるなら2画面の意味あんまなくね…?と思ってるのですが、この先でこの新機能ならではの謎解きがあることに期待してます。

   

探索&謎解きがメインなアドベンチャーホラー

『バイオハザード』と『サイレントヒル』を組み合わせたような世界観の『The Medium』ですが、違う点として敵との戦闘はありません。

敵と遭遇しても基本ステルスかギミックを駆使して退くくらいなので、探索や謎解きに重きを置いたアドベンチャーホラーとなっています。

そのため、アクションが苦手でも十分楽しめるホラーゲームと言えます。

カメラは懐かしの『バイオハザード』のような固定カメラ、操作感は『サイレントヒル』に似て少しクセがありますが、アクションを要求されることはほぼないので、主人公の霊力を駆使した探索や謎解きを十分堪能できるでしょう。

ホラーと言ってもジャンプスケアばかりではなく、ホラー演出としては『サイレントヒル』みたいな不気味な雰囲気のホラー感です。

音楽を『サイレントヒル』シリーズで有名な山岡 晃氏が担当していることもあり、ミステリアスでホラーな『The Medium』の世界観にどっぷりと浸れることでしょう。

  

操作感は若干クセあり

先ほどの通り、『サイレントヒル』に近い操作感となっているので、動きがちょっともっさりしてます。

場面によってはダッシュできず、アクションゲームに慣れていると操作感が悪いと感じ、ちょっとイラっとすることもあるでしょうが、自分は『サイレントヒル2』や『サイレントヒル3』を遊んでいるような、独特の操作感に懐かしさを感じて、そこまで不満とは思わなかったです。

ただ、敵から逃れる場面ではこのクセのある操作感に結構苦戦させられたので、そこで難しく感じてしまう人もいるかも。

そこを何とかできるなら、『バイオハザード』よりも『サイレントヒル』のような世界観の謎解き“霊力”アドベンチャーゲームが好きな人にはオススメできる作品です。

   

まだ序盤~中盤あたりなので、ストーリーも???になることが多く、色々と判断するのはまだ早いかも。

なぜ主人公は「ニワ」という廃ホテル(保養所)に招かれたのか、主人公の生い立ちなども徐々に明らかにされているのでこの先が楽しみです。

不気味な世界観で恐怖演出もあるホラーゲームですが、謎を解明するミステリー要素の方が強いので、ホラゲだからと敬遠するのはもったいないかも…?