【コーヒートーク】クリアしました!【Hashiki’s Game Diary】※ネタバレなし

HASHIKI's ゲームプレイ日記

ちょくちょく耳にしていた2020年に発売されたインドネシア発のインディータイトル『コーヒートーク』をこの前行われていた「PlayStation Indies」セールで衝動買い、そしてクリアに至りました!

 「PS Store」でDL版を購入ということでPS4でプレイしましたが、こちらは PS4 / Xbox One / Switch / PC とマルチで発売されているタイトルです。

 

 

こちらのゲームは夜間のみに営業するカフェ「コーヒートーク」のマスターとなって、店を訪れる客に飲み物を提供しつつ悩みを聞いてあげるというノベルゲームとなっています。

見ての通り、本作はドットグラフィックとなっていますが、ドットながらも美しく味のあるグラフィックはまさに『コーヒートーク』にぴったり。

そして、『コーヒートーク』は落ち着きのあるリアリティな内容ではありますが、人間だけではなく、エルフ、サキュバス、吸血鬼に人狼など、様々な種族が登場するというちょっと特殊な世界観のお話となっており、“悩みを聞く”といっても、種族間の縺れや特有の悩みなど…現実世界では決して聞くことのない悩みを聞いてあげることになります。

もちろん、主人公はカフェのマスター(デフォルト名:バリスタ)…カフェであるからには飲み物を提供することもあり、コーヒー、紅茶、ココアなどをベースに客の要望にあった飲み物を提供することになります。

そして『コーヒートーク』というタイトルなだけあって、飲み物で客の人生を左右してしまうような、今までにないノベルゲームとなっているのです。

 

“手軽さ”がちょうどいい

 

こちらのゲーム、初見でもほぼ文章を読み進めるだけでクリアできてしまう上、1時間ちょっとでクリアできちゃうほど正直ボリュームは少ないです。

ですが、それに見合った価格設定(DL版は)となっており、そこに関しては不満はありませんでした。
ディスク版はDL版の倍近い値段になっているので注意です。

こういった落ち着きのあるノベルゲームって長すぎても飽きてしまうのでちょうどいいくらいかなーという感じ。

“自分で作った飲み物を提供する”というゲーム要素はありますが、ノベルゲームということで選択肢といったものはなく、落ち着いたBGMを聴きながら様々な種族の客の悩みを聞く…まさにカフェのマスターらしいことをするのを目的としたゲーム。

ちょっと人にとっては取っ付きにくいところもあると思いますが、ノベルゲームに抵抗なく、難しくややこしいストーリーでなくても良い、「たまにこんな雰囲気のゲームを遊ぶのもいいよね」といったような感じでプレイするにはちょうどいいかも。

カフェで小説を読むような、その手軽さが良さでもあり、落ち着きのある世界観は心を和ませてくれる…まさにコーヒー片手にゲームをプレイしたくなるそんなゲームです。

 

洋ゲーだけど日本語訳は秀逸でわかりやすい!

本作の日本語訳を担当しているのはフリーランス翻訳者の小川公貴氏さん。

この方の翻訳は、元から日本語で作られてたんじゃないかと思うえるほど 『コーヒートーク』の世界観にぴったりでした。

キャラクターの個性もはっきり出ており、不自然な言葉遣いや文章はなし!
インディーゲームですが、翻訳にはしっかり力を入れています。

たまにある機械翻訳みたいな伝わりづらい翻訳はされていないのでそこは安心してプレイできます!

 

本作の肝となる「飲み物」について

   

飲み物は全部で「コーヒー」「抹茶」「紅茶」「ココア」「ミルク」の5種類。

そこに、材料として「しょうが」「ミント」「レモン」「はちみつ」「シナモン」(ミルクも材料として可)を加えることで、実在する飲み物を提供することができます。

『コーヒートーク』は、この飲み物が肝となるわけで、この飲み物をきっかけに客の人生を左右することになるのです。

飲み物で人生を変える…って今までにない発想で面白いですよね!

しかも、その状況下で提供する飲み物を自分で考えねばならないこともあり、客の要望を聞くだけがマスターの仕事ではない、という深い部分もあったりします。

しかも相手は人間だけではない…時には通常とは別の目的で飲み物を提供することもあったり…。

なので、無知状態の初見プレイでは結構客からダメ出しされることも…笑

しかし、編み出した飲み物はメニューとしてしっかり記録され、それを引き継ぐことで2周目から客に合った飲み物を提供できるという、2周目前提の作りだったりします。

ゲームとしては非常にシンプルですが、難しいことなく、飲み物を提供できるので、そういったややこしさがないのは良いと思えるポイントです。

ただラテアートだけはくそムズイです。

  

  

ですが、ラテアートはおまけのような要素なので気にすることはないでしょう!

 

様々な種族が登場し、その種族の特色も活かした展開は面白い

  

エルフとサキュバス、吸血鬼と狼男、オークと海棲人、さらにはネコミミ族や宇宙人という一般的にモンスターと呼ばれる存在が普通に一緒の世界で平和に暮らしているという中々ない世界観。

しかし、種族間が違ければそれなりに問題も出てくることも。

差別、種族特有の悩み…それほど重いテーマとして扱われてはいませんが、こういうことも絡めたストーリー展開は予想を超えるので面白いですね。

普通のお悩み相談ではないので、悩みを新鮮な気持ちで聞くことができるかもしれません。

  

  

こうして見ると、人間が一番平和に暮らしてるんじゃないかと思えてきます…。

 

結構人を選ぶタイプのゲームです。

  

ノベルゲームであり、常に落ち着いた雰囲気でどんでん返しのようなもの特になし、そしてゲーム要素とボリュームの少なさ…。人によっては物足りなさを感じてしまうかもしれません。

万人受けしないのでやたらとオススメできないのですが、読書好きが好きになりそうな…ハマる人はハマるというゲームです。

個人的にこんな雰囲気ゲーは大歓迎なので、終始楽しめました!

以上を踏まえて「ちょっと面白そう…」と思った方は、是非手にとってみてください!!

  

続編が発表済

新要素も追加された続編がプレイしてる途中で発表!良いタイミング!

発売年は2022年。今のところプラットフォームはPCのみとなっています。

 

オススメするなら

  • 雰囲気ゲーが好きな人
  • ちょっと変わったゲームを楽しみたい人
  • ストーリーを楽しみたい人
  • 気軽に読書感覚でゲームをプレイしたい人
  • コーヒーが好きな人

  

度々『コーヒートーク』というタイトルを目にしていましたがやっとプレイまで漕ぎ着けました。

まさにインディーゲームの良さでもあるお手軽さでさくっとプレイできました!個人的に好きな雰囲気を楽しむゲームですね!(故にアクションなどのゲームらしいゲームが好きな人に勧めても苦い顔をされるだけなんですけど…)
セールで800円で購入したので満足!実はもうトロコン目前まで来ており、その内トロコン報告もできるかと思います!