世界最大級のゲームイベント「E3(Electronic Entertainment Expo)」を終了すると主催元のESAが発表しました。
「E3」は1995年から毎年アメリカのロサンゼルスにて世界最大級のゲーム見本市として開催されてきました。
新型コロナウイルスの影響により、2020年に初の開催中止、2021年はオンラインでの開催となったものの、2022年、続いて2023年も開催中止に。
雲行きが怪しくなってきたE3の2024年の開催の願いも空しく、20年以上続いたゲームイベントの幕が閉じることとなりました。
終了する理由は明らかにされていませんが、任天堂、SIE、マイクロソフトといった大手メーカーに続き、年々ゲーム企業が参加しなくなっていったこと、そして昨今のインターネットによる動画配信サイトによる発表の場の充実、流通の変化などの様々な要因によって、オフラインのゲーム見本市としての価値が年々下がっていき、そこに新型コロナイルスが追い打ちをかけた背景があるといわれています。
世界最大級のゲームイベントであったために、オフラインイベント開催自粛の波もすっかり消えたこのタイミングでの終了発表というのは衝撃です…。
プレイヤー側である一般ユーザーはそもそもE3に参加できないので正直オンラインでも十分だと感じてはいたのですが、それは企業側も同じだったようですね。
最近はこういうイベントでの発表というより、各企業がYoutubeなどを通じて独自に発表の場を設けることも多くなってきて、たしかにゲーム見本市としての価値が新型コロナウイルスを発端に下がってしまったように感じます。
これからは、一般ユーザーも参加できるアミューズメント型のゲームイベントが重宝されていきそうです。