「Summer Game Fest 2023」にて公開された『ファイナルファンタジーVII リバース』の最新トレーラー。
1997年に発売した原作『ファイナルファンタジーVII』のリメイク3部作として、『ファイナルファンタジーVII リメイク』から続く第2作目となる続編となりますが、原作とは異なる展開を見せつつあるリメイクシリーズの謎の一端に触れるトレーラーが公開されたことで、『FF7 リバース』だけではないリメイクシリーズに巻き起こる新たな展開を探っていきたいと思います。
原作にない謎のシーン
いきなり冒頭から原作にないパーティメンバーたちの搬送シーン。
“突如発生した竜巻が、零番街から二番街の区画に甚大な被害をもたらした” との報道に映し出されたのは、神羅兵によって搬送されるティファ、バレット、レッドXIII、エアリス。
『リメイク』のラストバトルでは、崩壊したミッドガルのような場所でセフィロスと戦ったので、あれが幻ではなく現実に起きていたことだとしたら辻褄が合いますけど、『FFVII インターグレード』でクラウドたちはそのままカームの街へ向かっていたので、搬送されているシーンがあるのはおかしいですね。
零~二番街というとミッドガルの中心部分が壊滅していることになります。竜巻の原因は魔法なのか、フィーラーたちなのか…。
そもそもこんなシーン原作にはないのですが、これもザックス生存ルートのように派生した世界線なのでしょうか?搬送シーンにクラウドが映し出されていないのも気になりますね。
『リメイク』のザックス生存シーンではミッドガルが大量のフィーラーに囲まれているようなシーンがあったのですが、その後普通にエアリスの待つ教会へたどり着いているし、そもそも時間軸が違うので、その時のものではないはず。
もしかしたら、『リメイク』ラストのセフィロスとの戦いで敗れた世界線ということも…?
零~二番街が壊滅させる理由もよくわからないのでトレーラーだけでは判断が難しいですね。
「かつて怪物がいた。その怪物は人の心を読み、姿を変えた。」
「恐れる顔、愛する顔を見せて、人を動かしたという。」
という星へ飛来してきたばかりの「ジェノバ」が、古代種たちに行っていた凶行を語るシーンの後
「ティファは“おれ”が殺したはずだ。ならばあれは誰だ?」というセフィロスのセリフ。
原作にはないセリフであり、一人称が“おれ”、ティファを名指ししていることや、「ならば“ あれは” 誰だ?」という不可解な部分が多いです。
一人称が“おれ”であることやティファの名を覚えている点から、ニブルヘイム事件直後のセリフとなるはずですが…。
『リメイク』最後のクラウドとの対峙シーンでは一人称が“おれ”であるため、クラウドにライフストリームに落とされた後~北の大空で再生(ライフストリームで膨大な知識を吸収)している間のセフィロスが、顕現していることになります。
このセフィロスが何者かはひとまず置いといて、セフィロス自身も複数の世界線があることに疑問を持っているようにも思えます。真相は本編のお楽しみですね。
セフィロスについて、気になる点がもう1つあって、ライフストリームへ落とされるシーンが、原作ではジェノバ安置所へ続く通路途中だったのが『CC FF7』ではジェノバの安置所での出来事へと変更されていました。
この辺りは、『FF7 リバース』でも語られるはずなので、順当に行くならジェノバ安置所でクラウドに落とされるシーンへと変更になるはずです。
『CC FF7』のシーンが、最新グラフィックで再現されるのが楽しみです!
オープンワールド?『リメイク』よりも圧倒的に広大なフィールドに
トレーラーで少し映し出された『FFVII リバース』のワールドマップ。これでも原作のワールドマップの一部ほどのエリアだと思います。
目に見える全てのエリアを探索できるのかまだわかりませんが、クラウドたちを操作している場面を見るに、オープンワールドであろうがなかろうが、相当広いことはわかります。
これだけでも原作をプレイした人なら楽しみで仕方がなくなるでしょう。
原作では簡略化されたワールドマップを『リバース』ではちゃんと等身大で表現してくれているので、たとえ原作のワールドマップの一部であったとしても普通のオープンワールドクラスの広さになりそうです。
さすがに、原作のワールドマップすべてを『リバース』に収めているかと思うと難しそうなので、原作のどこまでエリアを走り回れるのか続報が欲しいところです。
「チョコボファーム」「コスモキャニオン」は確定
原作ではミドガルズオルム(めちゃくちゃでかい蛇)を回避するために必要なチョコボを手に入れる時に寄ることになる「チョコボファーム」
それらしき場所にクラウドが立ち寄っていますね。チョコボと馬房っぽいものが正面にあります。
よーく見ると奥にレッドXIIIとエアリスの姿も見えます。
次はライフストリームについてとレッドXIIIのエピソードとして重要な「コスモキャニオン」
長老ことブーゲンハーゲンが初お披露目。
ブーゲンハーゲンの実験室で、ライフストリームを詳しく解説してくれるシーンでしょう。
原作ではこの時点でケット・シーも仲間に加わっているはずですが、ストーリーの順序が入れ替わる可能性もあるとのことでもしかしたらまだいないのかも?(意図的に隠してる可能性もあり)
そして、タークスのイリーナも初お披露目。
ルードと共に登場するのは原作通り。このシーンの直前、洞窟らしきところでバレットとレッドXIIIのみのパーティでバトルしていたシーンがあったので、もしかするとここでは「クラウド&ティファ&エアリス」 vs 「イリーナ&ルード」となるかも。
バトルメンバーは3人まで?連携技が豊富に!
バトルのプレイアブルキャラクターは、前作『リメイク』から引き続き「クラウド」「ティファ」「バレット」「エアリス」の他、前作ではノンプレイアブルキャラクターだった「レッドXIII」と、『FFVII リメイク インターグレード』追加エピソードの主人公「ユフィ」も加わることが確定。
トレーラーでは、連携技が強調されており、バトルメンバーが増えたことで各キャラクター同士の連携技が増えたように思えます。
トレーラーを観ただけでも「ティファ & エアリス」「レッドXIII & ユフィ」「クラウド & バレット」、そして連携技か特殊演出かよくわかりませんが、イリーナ & ルード戦で「クラウド & ティファ & エアリス」の3人で攻撃を仕掛けているところも。
開発者コメントでも“協力して戦うことができる”ということで、仲間が増えることによるバトルアクションの変化を楽しめそうですね。
そして気になるのは、前作から引き続き、パーティメンバーが3人までなのかどうか。
トレーラーでは3人以上のメンバーでバトルをしているシーンはありませんでした。
前作『リメイク』では、4人(+レッドXIII)でしたが、ストーリーの都合上、うまくパーティメンバーを3人までにまとめていたので3人以上のバトルシーンはなかったのですが、今回はもう6名で行動を共にすることは確定。
バトルもそうですし、常にこの複数メンバーで移動していくのかというのも気になるところ。
原作のPHSシステムのように、3人メンバーで他は別行動みたいな設定があるかもしれませんが、そこはリアリティに欠けるし、6名でわちゃわちゃ行動するのも鬱陶しくなってしまうので、そこを『リバース』でどう表現するのか、そこも続報がほしいですね。
チョコボに乗っているシーンでは4人映っているところもあるので、もしかすると4人バトルもあるかも…?
発売時期は2024年初頭!PS5でDisc2枚組
トレーラーの最後に「AVAILABLE EARLY 2024 On 2 Discs」の文字!
2024年初頭(1月~2月あたり)で、PS5でディスク2枚組という大ボリューム。
(PS4『リメイク』も2枚組、PS5『リメイク インターグレード』は1枚)
『ファイナルファンタジーXVI』が6月、iOS / Android 対応の『FFVII エバークライシス』はクローズドβテスト開始となったので『リバース』よりは確実に早く配信されるでしょう。
良いスパンで『FF』シリーズが発売されているのと、『リバース』の開発状況も順調のようなので、予定通りに2024年1月~2月、おそくとも3月には『リバース』は発売となりそうです。
発売時期 | 2024年初頭 |
対応機種 | PS5 |
価格 | 未定 |
『FF16』に続くPS5オンリーの『FF』が『FF7』になるのは嬉しい!
『FF16』も当初PS5でディスク2枚組になるところを、最後の最後で何とか1枚にまとめたらしいので、開発途中段階でもうディスク1枚じゃ無理…ってなってる時点で『FF16』よりもボリュームが多いのは確定してますね。しかもそれでまだ『FF7』のストーリーの一部という、3部作で本当に収まるの?って思ってたんですけど、現実味が増してきましたわ。
※画像の一部は「『FINAL FANTASY VII REBIRTH』Summer Game Fest 2023 トレーラー」をキャプチャーしたものです。