【Lost Records: Bloom & Rage】大人時代の謎が明かされる..衝撃のラストから第二幕へ【チャプター2 クリアレビュー】

HASHIKI's ゲームプレイ日記

   

2025年2月18日にチャプター1にあたる「テープ1」が配信され、4月15日にチャプター2となる「テープ2」が配信された『Lost Records: Bloom & Rage』。本作は、このチャプター2(テープ2)で完結となります。

ちなみにこちらは、発売日から「PS Plus」会員のゲームカタログで配信されており、現在もテープ2までDLすることが可能。

事前に言っちゃいますけど“発売日からゲームカタログで遊べる”ということを踏まえるとそこそこ満足できる作品ではありました。

購入すると4,840円。ボリュームを考えると妥当な価格かなとは思いますが、購入するとまた違う評価になってしまうのではないかと思う内容でもありました。

  

チャプター1クリアレビュー

   

対応機種PS5 / Xbox Series X|S / PC
ジャンルアドベンチャー
プレイ人数1人
開発DON’T NOD ENTERTAINMENT

   

  

要点まとめ

  • 全チャプター通して豊富な選択肢の数
  • Cp2のストーリーはCp1と比べると暗め
  • タイトルが違うだけで『ライフ イズ ストレンジ』にかなり近い作品
  • Cp2の日本語翻訳に不備がちらほら
  • 発売日にゲームカタログで遊べたことを踏まえると良作

   

1周目でも実感する分岐の多さ

まだ1周しかしてないため全貌はわかりませんが、チャプター1から予感してた通り、分岐が多いのは確かなようです。

チャプター2の中間あたりは選択肢やキャラクターの好感度によって結構変化が起きそうな展開でした。

大人時代についても最終的な展開が変わってきそうではあるので周回で楽しむこともできそうです。

ですが、終盤あたりはどのルートを巡っても最終的に同じ展開に辿り着きそうではあったのでエンディングの数が多いかといいったらそうとは限らなそうです。

   

「テープ2」は少し暗いお話に…

チャプター1の最後の続きになるのでちょっと暗い雰囲気が漂うストーリー

彼女たちが体験した奇妙な出来事の核心に迫る大事なお話でもあったのですが、途中「なぜそうなった…?」と言いたくなるほど話が急展開して少しついていけない部分もありました。(これは自分の選んだ選択肢によるせいかもしれませんが)

大人時代に再集結した理由もかなり陰鬱な雰囲気漂わせていた割には、いざ蓋を開けてみるとそこまでのことかか…?といった感じだったし期待させていた分、案外普通に終わってしまったなぁという印象。

4人の関係性も短期間で無理やり濃密にさせられたというか…やはり二章立てでは物足りなかったですね。

結果的に、ストーリーとしては過激な部分があるも全体を通して見たら奇妙な出来事が起きていたわりに“普通”で、チャプター1の最後に「これからどうなるんだろう?」という期待を持ってチャプター2を待ち望んでいた時期が面白かったかも…。

   

良くも悪くも『ライフ イズ ストレンジ』っぽい

ゲームのシステムから雰囲気から「DON’TNOD」らしい『ライフ イズ ストレンジ』さが漂っていました。このようなゲームを待っていた人にはかなり合うゲームだと思います。(実際自分も楽しめました。)

逆に捉えると『ライフ イズ ストレンジ』といっても良いくらい新作としては特に代わり映えしなかったというところ。

主人公自身が特殊能力持ちではない、このゲームオリジナルのビデオカメラシステム、大人と高校生の2つの時代という点では少し違いますが、それでも全体的に『ライフ イズ ストレンジ』でした。(実際、奇妙な人生を描いたゲームだし…)

なら、これが『ライフ イズ ストレンジ3』として相応しかったといったら首をかしげたくなるのも事実で、正直中途半端感が残ってしまった印象です。

ただ、「エモさ」の表現はさすが「DON’TNOD」といったところで、青春の甘酸っぱさと苦みを感じられる心揺さぶられるゲームではありました。

   

ストーリーを楽しむ上で肝心の翻訳が不安な出来に… ※4月15日時点

キャラクターの言い回しが不自然だったり、急に英文が流れて来たりと翻訳自体されていない選択肢も一部あったり、今回のチャプター2の翻訳の出来があまり良くありませんでした。チャプター1はまだ良かったはずなのに…。

ストーリーが重要なゲームでローカライズがしっかりなされていないと萎えます…日本語吹替えもないので尚更。

『ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー』でも翻訳や吹替に不備があったばかりでこの辺に余計に敏感になってしまいます。

開発元やローカライズ元が違うと言えど、どちらも「DON’TNOD」出身の作品ということで悪いイメージがついてしまわないか心配…。

   

日本語字幕設定なのにで突然英語字幕になったりすることがちょいちょいありました。

  

オススメポイント

  • 「DONT’NOD」らしさ全開のナラティブアドベンチャー
  • ストーリーは若干短めでも選択肢がバラエティーに富んでいる。
  • 1995年らしさのあるビデオカメラの表現がまるで本物
  • 『ライフ イズ ストレンジ』が好きならオススメ!

   

久しぶりの「DON’TNOD」のアドベンチャーだったので結構期待していたんですけど、壮大な設定入れてきたわりに普通に終わってしまったので消化不良な部分もあるんですけど、アドベンチャーとしては普通に楽しめたし何より発売日からゲームカタログで遊べるというのが素晴らしいです。次は是非『ライフ イズ ストレンジ3』を…。