【FF7 リバース】「アナウンスメント トレーラー」の謎に迫る…!【考察】

FINAL FANTASY

6月17日に放送された「FINAL FANTASY VII 25th ANNIVERSARY CELEBRATION」にて発表された『FINAL FANTASY VII REBIRTH』。

アナウンスメント トレーラーということで、ゲームのほんの一部しか公開されていませんでしたが、それでも中々考察の捗る濃密なトレーラーとなっていました。

公開当初から何かと引っ掛かるアナウンスメントトレーラーについて、今回はその内容と『FF7 リバース』の謎を探っていきたいと思います!

  

    

     

描かれるのは回想編「ニブルヘイム事件」?

   

最初はクラウドセフィロスが(仲良く)行動を共にしているという衝撃の映像から始まります。

衝撃といっても、クラウドとセフィロスが行動を共にするシーンといったら、本編の5年前、ここから始まったと言っても過言ではない、作中でクラウドが過去を語る「ニブルヘイム事件」で普通にある出来事なのですが、『REMAKE』の続きとして原作を知らない人にこれを見せたら中々衝撃の内容ではないかなと思います。

「ニブルヘイム」と言ったら『REMAKE』でも登場したクラウドティファの故郷であり、セフィロスの一部であり、全ての元凶ともいえるジェノバが眠る魔晄炉があるところ。(そしてヴィンセントも眠ってるところ…)

    

   

魔晄炉があるニブル山は刺々しい山が多いので、ここはリメイクでリアルに表現された「ニブル山」っぽいです。

右奥に施設のようなものが見えますが、魔晄炉かどうかははっきりとは確認できません。

しかし、山でクラウドとセフィロスが一緒、といったら回想編の「ニブルヘイム」である可能性は高いです。

  

   

おそらくここも同じニブルヘイムだと思うのですが、こんなとこあったっけか…。

奥の方にさっきと同じような刺々しい山が映っているので、同じ場所なのは間違いないようです。

ただ、クラウドたちが落下してしまう吊り橋なら原作にもありましたが、これは吊り橋ではないちゃんとした橋ですよね?

リメイクなのでニブルヘイムにも大幅な変更が加えられている可能性は高いですが、どうなんでしょう。
吊り橋の代わりにこの橋が崩れたりするんでしょうか…?

わざわざこの何の変哲もない橋の場面を映すというのも考えにくいので、何か重要なことが起こる場所だったりする…?

ここにティファがいない理由としては、初期段階のアナウンスメントトレーラーなので、わざと登場させてない可能性もありますね。

    

生還しミッドガルにたどり着くザックスとクラウド

   

原作にはないザックスクラウドが神羅兵の追っ手を振り切り、ミッドガルにたどり着くシーンですね。

『REMAKE』にも、生還したザックスが登場しましたが、別世界、別次元にいるような描写でした。

トレーラーのザックスは、『REMAKE』ラストで、クラウドとエアリスが、その次元の違う場所にいるザックスとすれ違うシーンの続きのようで、そのままミッドガルにたどり着いたようですね。

   

    

このシーンが何なのかは全くわからないのですが、アナウンスメント トレーラーでこのシーンを持ってくるということは、このザックス生存の謎は『REBIRTH』で明らかにされるのではと思っています。

そのために、ザックスの過去を描いた『クライシスコア FF7 リユニオン』がこのタイミング発表されたんだと思います。
『CC FF7 R』は、リメイクではなく“リマスター”なので、『クライシスコア』で起こったことは変わることはありません。
この『クライシスコア』で起きた一連の出来事も『REBIRTH』では重要になってくるのではと考えております。

『FF7 リメイク IG』で、『ダージュオブケルベロス FF7』のヴァイスネロを登場させたように、『クライシスコア』の超重要人物「ジェネシス」を『REBIRTH』で絡めてくる可能性だって十分ありますね。

   

    

それにしても、『REMAKE』のザックスは、ただの幻想なのか、もう一つの未来を表したものか、あるいは並行世界のようなものが存在し、実在するザックスなのか…。

原作をプレイしまくったユーザーをも混乱させたこのザックスの謎がいよいよ明かされるのですね…!

   

トレーラー中の謎過ぎるセリフ

    

アナウンスメントトレーラーでずっと引っ掛かっていたのは、トレーラー中のセリフでした。

結構重要なことを喋ってるので、最初の方から順に文字に起こしてみます。

   

エアリス「悲しみや怒りは 私たちを強くする。けど、私たちを変えてしまう。」「過去じゃなくて未来を想えば…

   

クラウドセフィロスは あの日の続きを始めたんだ」「ジェノバと共に この星を取り戻して 支配者になるとかいう 計画の続きを…

   

クラウドあの日 もう手遅れだと思った。

  

エアリスそれって 私を疑ってるの?あの時とは別人じゃないかって…

   

クラウド5年前…おれたちは一緒にここに来たのか?」「ザックス…どこにいるんだ…

   

エアリスあなたを探しているの

   

ザックスごめんな…なにもしてやれなくてさ…

   

リメイクなので、新たに追加されたセリフというだけかもしれませんが、それでも引っ掛かるのはやはり太字のところですかね。

   

※正直、原作であったセリフかどうか、うろ覚えなところがあります!

  

エアリスの「過去じゃなくて未来を想えば」「あの時とは別人じゃないかって」

『REMAKE』でも明らかに末来を知っているエアリスがクラウドの幻想(?)に一度登場しているので、それ関連だと思うんですよね。

  

    

直前のクラウドの「もう手遅れだと思った」というのは、エアリスがセフィロスに串刺しにされたあの出来事を指しているのでしょうか。
だとすると、“あの日”と言っているということは、その出来事が過去になっている時のセリフであり、死んだと思っているエアリスと意思疎通できる状態にいるということで「私を疑ってるの?」「別人じゃないかって」とエアリスが言う意味もわかります。『REBIRTH』では、“あの日”までを描き切り、その後もエアリスが登場するんでしょうか…?

   

そして、「5年前…おれたちは一緒にここに来たのか?」というのはわかります。クラウドが真実の記憶を取り戻したら、ニブルヘイムにてそう言うのはなんとなく想像できますが、だとするとザックスの最期を看取ったクラウドが「どこにいるんだ?」というのはおかしいですね…。

その後のエアリスの「あなたを探しているの」、そして後にザックスのセリフもあるということで、並行世界にいるとされるザックスと干渉するシーンが『REBIRTH』には存在するのかもしれません。

でもエアリスの「あなたを探している」もちょっと引っ掛かるんですよね…。

多分、“あなた”はクラウドを指していると思うんですが、最後でクラウドとザックスは一緒にミッドガルにたどり着いているわけで、並行世界にクラウドが存在していないということにはなっていません。

  

『FF7 リメイク IG』でも、ザックスのシーンは追加され、ミッドガルの教会にてエアリスを探しているような描写がありましたが、何か関係があるのでしょうか…。

  

なんか並行世界とか言うと、『FF14』の原初世界とか第一世界っぽい感じになってくるんですが、わりかし『FF』シリーズってそういうの多いんであり得ない話ではないかも?

   

セフィロスはどこへ“向かう”のか

  

個人的にもう一つ引っ掛かるポイント。

トレーラー中に表示されるこの文字は「この星の行く末は?」と「何が真実か?」、そして「セフィロスはどこへ向かうのか?」の3つ。

他2つは原作ストーリー上わかりますが、この「セフィロスはどこへ向かうのか?」っておかしくないですか?

ニブルヘイム事件にしろ、その後の失踪にしろ、どっちかっていったら「セフィロスはどこへ“向かった”のか?」ではないでしょうか。

  

それを「どこへ向かうのか?」というのは、やはりセフィロスは原作にはない新たな目的あると予想しています。

『REMAKE』では、エアリス同様、セフィロスも未来を知っているそぶりを見せていたので、“末来を知っている上での新たな計画”のようなものがやはり存在しているのではないかと。

末来を知っていると仮定すると、クラウドのセリフ「セフィロスは あの日の続きを始めたんだ ジェノバと共に この星を取り戻して 支配者になるとかいう 計画の続きを…」というのも、原作ストーリーを踏まえたセリフではなく、その“新たな計画”のようなものを指しているとも捉えられます。

“末来を知っている” “並行世界” それらが本当にリメイク版で存在するとなると、本当にクラウドとセフィロス、そしてザックス3人が揃って邂逅するのも夢じゃないですよね…?

  

原作の顛末を知っていてもなお、謎が多いセフィロスですが、本当に彼は“どこへ向かうのか”気になるところですね…。

   

   

思い立って考察のようなことを久しぶりに書いてしまいました。

やはり、こうしてどんなゲームになるのか考えているときが一番楽しいかも!

『REMAKE』の進行具合からして、あの大ボリュームの『FF7』を3部作で締めるということは、どう考えても原作そのままリメイクでは追いつかないですよね。この『REBIRTH』で『FF7』を再生し、新たな『FF7』を創造する重要な部分になると思うので、どんな『FF7』になるのか楽しみでもう既に発売が待ち遠しいです…!

※画像は、ゲーム中のスクリーンショットおよび「『FINAL FANTASY VII REBIRTH』アナウンスメント トレーラー」をキャプチャーしたものです。