先日公開されたばかりの『バイオハザード ヴィレッジ』最新トレーラー「4th Trailer」。
新情報がたくさん詰まっていたと同時に、謎が深まるようなシーン多々もあり、2021年5月8日(土)の発売日がさらに楽しみになってきました!
今回は、謎が散りばめられていた最新トレーラーから、『バイオハザード ヴィレッジ』はどのようなストーリーを展開していくのかを考察していこうと思います!
※考察記事ということでゲーム本編とは異なることが多いと思いますが、若干のネタバレに繋がる可能性もありますので、ご注意ください…!
謎に包まれたアンブレラマーク
トレーラーの冒頭は、「4つの巨像」が鎮座する謎の場所から始まります。
その4つ巨像の中心にはなぜか4つの紋章とアンブレラマークが描かれた台座が…。
おそらく先ほどの像と紋章の位置は合致し、その中心にアンブレラに関わる何かがあるということなのでしょうね。
つまり、このアンブレラマークがある台座が村の中心部(核心部)という可能性が高く、ここにアンブレラに関する“何か”があるのでしょうね。
もしかすると、この村でのイーサンの目的は、村の各所にあるこの4つの紋章を集め、村の中心部に潜入することなのかもしれません。
「花と剣」「月と太陽」「人魚」「馬」この4つの紋章が何を意味するのかはよくわかりませんね…。(特に意味はないものかもしれないし)
「深夜の月が 黒き翼で舞い上がり 最後の灯りを待つのみ」
「生にも 死にも マザー・ミランダに栄光を」
おそらく、度々登場する謎の老婆のセリフだと思われます。
もし、村とアンブレラに関わりがあるとしたら、相当昔からあると思われます。
村自体が、アンブレラに統治され、実験場のように使われた可能性もあります。(だとするとこのやり口…島を再開発という名目で実験場にしていたアレックス・ウェスカーに似ていますが果たして…。)
しかし、なぜアンブレラが崩壊して15年以上も経った今もなって事が動き出したんでしょうね。
アンブレラ自体とは無関係そうなイーサンの妻「ミア」と2人の愛娘「ローズ」がどう関わっていくのかも気になります…。
やはり謎の男は「ハイゼンベルク」!
そして、この謎のグラサン髭男の名前がついに判明。「ハイゼンベルク」の登場です。(彼がハイゼンベルクなのは予想通りでしたね。)
キャラクター紹介文には“敵か味方かも判然としない”とありますが、このトレーラーを観ると明らかに敵側なのですが果たして…。
よく見るとイーサンの手枷の他に、歯車などの鉄くずが張り付いていますが、これは彼の能力によって拘束されているものと思われます。この鉄を浮遊させる能力をイーサンの拘束にも使えるということは、この能力を駆使したやっかいな敵になりそうな予感がしますね…。
この、オカルトともかけ離れた超能力を持っている彼はちょっと異質な存在な気がしますね。幻覚の一種かもしれません。
鉄を集める能力を使えば、彼が抱えている鉄槌を大きくすることも可能かもしれません。
と、なるとハイゼンベルクと衣装、武器が似ているこの巨大な大男は変異したハイゼンベルクなのでしょうか…?
後のシーンでライカン(狼男)を束ねているようなことを言っているので、可能性としてはアリかも?
ちなみに、ドミトレスクはハイゼンベルクを弟と言い、姉弟のように思っていましたが、ドミトレスクは「Alcina Dmitrescu」、ハイゼンベルクは「Karl Heisenberg」と苗字が共通していないんですよね。
顔も性格もそれほど似てないしもしかすると、血は繋がっていない”弟分”という意味での弟なのかもしれません。
村はまるでラクーンシティ…生存者も少ない危機的な状況に?
「誰か…もしまだ生き残ってる人がいたら うちへ来て」
「畑のそばの 私の屋敷よ」
電話なのか無線なのかわかりませんが、生存者を集めているようです。
村にライカンが蔓延っているのは村人にとっても脅威の出来事のようですね。
「しまった 奴らだ」
「奴ら?今のは何なんだ?」
ここは、序盤のショットガンじいさんとイーサンの会話でしょうか?
「黙れ 叫ぶな 化け物が来るだろう?」
「この村で一体何が起きてるんだ?」
「私にもわからない」
「マザー・ミランダのご加護があるはずなのに…」
ここはイーサンの声の他に別の男性と女性の声があることから、避難した後と思われます。
ライカンは、『バイオハザード』シリーズのゾンビ、『バイオハザード4』のガナード、『バイオハザード7』のモールデッドのような位置にありそうです。
耐久性や素早さ、武器を扱うことを考えて、「ガナード」と「モールデッド」を足した感じでしょうか。雑魚敵でもシリーズの中では厄介な部類になりそうです。
「無事だったのは…村でこれだけか?」
「無事だと?」
「これのどこが無事だってんだ?」
村人はライカンに自由に変身できるという説がありましたが、どうやら違うようで、ライカンの存在に怯えている様子。村も小さなラクーンシティ状態になっているようです。
ここで火災が発生したことから、村へと広がっていったのかもしれないですね。せっかく集まった生存者たちはみんな死んでしまうのでしょうか…。
この危機的状況をゴリ押しで乗り越えるイーサン。
ファミパンおじさんことジャック・ベイカーを沈黙させたドライブテクニックは健在のようです。
村にライカンが蔓延っているのも、おそらくウイルス的なものが蔓延した影響と思われます。
オカルト要素が強めでバイオっぽくないと思っていましたが、この村の状況、ウイルス感染を考えるとしっかり『ヴィレッジ』もバイオハザードしてますね。
蔓延した経緯が気になりますが、謎の「儀式」と関係していそうですね。
ついに「マザー・ミランダ」が姿を現す…!?
「親愛なる…獣の諸君 長らく待たせたな!」
「いよいよゲームの始まりだ!」
そして、先ほどもちらっと映した「ドミトレスク」「ハイゼンベルク」、そして「マザー・ミランダ」と思われる仮面の人物が一同に会するシーン!
黒い翼を生やし(?)仮面を付けているその様子からみてマザー・ミランダその人でしょう!(違かったら逆に何なんだろう)
この黒い翼を生やした姿は、村のシンボルマークとも一致しますね。「CERO:D ver」のパッケージの黒い翼もマザー・ミランダのものだったようです。
そしてこのシーン…マザー・ミランダ以外にも気になるところが…。
マザー・ミランダの両端にいる「白い人形を抱えた人物」と、醜い姿をした「大男」。
ただのクリーチャーにしては、マザー・ミランダの側近のような立ち位置。
もしかすると、「マザー・ミランダ」の側近のような人物は「ドミトレスク」「ハイゼンベルク」「人形を抱えた人物」「大男」で、いわゆる四天王なのかもしれません。
四天王と考えると…この4人があの紋章を一つずつもっているボス的存在なのかもしれませんね。
(デカい方は武器商人の「デューク」じゃないよね…?)
もう一つ気になる「ライカンのような男」。仮面を付けており、姿も人のままです。普通の人間とは思えないですが…。
ライカンとは姿が違う・この四天王の近くにいる、ということは、ライカンの上位互換のような敵なんでしょうか。
新ステージ「地下工場」、そして新たな敵も…?
「安全な場所なんかねえ!」
「外の…腰抜け連中もとっくにぶっ殺されてる」
「明日には俺たちも皆死ぬ」
「やめて離して!」
村民の危機迫るセリフが流れる背景には気になるものがたくさん映ります。
まずは新ステージとなる「地下工場」です。
明らかに人造人間を作っていますがこれが村の中心部(アンブレラマークの位置)なのでしょうか?
この吊るされている人造人間はもしかしたら、先ほどのライカンの上位互換かもしれないですね。
そして、川から橋が出現するという大規模な仕掛けが村に施されています。
紋章を一つ台座にはめると橋が出現し、別のステージへ行けるということなのでしょうか?
そして、通常のライカンとはまた違った大型のライカン。四足歩行、体中から生えた体毛といったように、より狼男に近づいた姿になっています。感染が進行した姿か、ウイルスに適応した人間の姿といったところでしょう。
そして、尾ひれがあることから大型の魚クリーチャーと思われますが、とにかくでかい…。全貌はまだわかりませんね。
『バイオ4』のデラルゴほどじゃないですが、恐ろしい存在となりそうです。
というかトレーラーのシーン…これ湖に入ってますよね?危なすぎますね。(雪が降ってる状況で湖入るとかイーサン強すぎ)
「クリス…どうして!?」
ファミパンを代行してゴリラパンチをお見舞いするクリス。
暗闇で場所がわからず、いまいちどのような状況かわかりませんね。イーサンの幻覚の可能性もあるか?
そして、キャラクターたちがイーサンの名を口にするシーン。どんだけイーサン好かれとんねん。
村にミアの姿が…!?
おそらく幻覚的何かと思われます。
未だ謎の多い老婆。
気になるのは謎の老婆の前にある写真です。ドミトレスクの娘のように黒いローブをまとった女性とその子供でしょうか。となりには村のシンボルマークがあります。
一時期、武器商人との噂があったこの謎の老婆は結局どのような立ち位置で村にいるのかまだわかっていません。
「哀れな…イーサン」
と言っていますが、”哀れ”とは彼の境遇のことを言っているのか、何も知らすに村に入り込んだことを言っているのか…。
『VILLAGE』の意味は「村」と「VIII」だけではなかった
そして、舞台の「村」とナンバリングの『8』を意味した『VILLAGE』のロゴ。
しかし、『VILLAGE』の意味はこれだけではありませんでした。
一瞬だけ『VILL』が取れて『AGE』だけ残ったシーンが流れます。
意味もなくこんなことするとは思えないのでこの『AGE』にも何か意味が隠されているのでしょう。
AGEは、訳すと「年齢」「年代」という意味です。
なぜ「年齢」や「年代」を意味するものを残したのでしょうか。
『”VILL” “AGE”』と分けると「8歳」「8年後」という意味になります。
『ヴィレッジ』の時系列は2017年の『バイオハザード7』から数年後、おそらく発売時期も考えて2021年の現代と同じと思われます。
2021年の8年前は、2013年。この2013年に何があったのかというと…2013年に該当するバイオハザードシリーズってないんですよね。
が、2013年に”ある出来事”は起きています。
『バイオハザード リベレーションズ 2』で、「ナタリア」が「アレックス・ウェスカー」に覚醒したような描写映るあのグッドエンドのエピローグです。
….そう、こじつけです。
何が何でもアレックス・ウェスカーがもう一度登場して欲しいというただのこじつけです。
でも、可能性の一つとして考えても面白いかなと思います。
2013年時点でナタリアは12歳、8年後は20歳と大人です。その上、アレックス・ウェスカーに乗っ取られたと考えると、それなりに自立して動けるはずなので、かつてアンブレラの実験場として使っていた村にマザー・ミランダとして現れ、何かを目論むと考えてもおかしくはないかなと。
それにウェスカー一族が復活となると、クリスが黙っていないのも無理はないです。闇堕ちに見えたクリスはウェスカーという名の脅威に因縁があり、行動が過激になっている可能性もあります。
BSAAでもなく、新生アンブレラでもない「ハウンドウルフ隊」をなぜか新設しています。
これは対ウェスカー用に多少の汚れ仕事もいとわない「ウェスカー絶対許さないぞ部隊」だとしたらちょっと納得いけるかも。
BSAAのアドバイザーも担当していた旧友バリーからナタリアの事情はある程度聴いてると思うので、マークしていたと思うんですよね。それが今になって動き出したのかもしれません。(本当ならバリーが行くべきでしょうけど)
「おいやめろ!」
「おとなしくしてろ!」
「こんなところにいるとは驚いたな」
「ここで再会するとは残念だ」
「お前…ミアを殺して…」
「次は俺ってわけか!」
クリスも村に潜入しており、イーサンが村に来ていることを知らなかったようですね。クリスがイーサンを連れてきたわけではないようです。だとするとイーサンはどうやって村に辿り着いたんでしょう…。
クリスが村に来た目的はなんでしょう。保護したローズを奪われてしまったため村に来ているのでしょうか?それとも本当に敵側に寝返っているのか…。
クリスに関してはトレーラーを観てもまだ謎な部分が多いので、真相はゲーム本編で!ということになりそうですね。
イーサンを殴ったりはしていますが、殺そうとはしていないので少なくとも本当の敵ってわけでもなさそうです。
最後に意味するものは…
最後の最後にまた気になるものが…。
映し出されるおなじみのクリスのキービジュアル。
狼のビジュアルになる右側が、一瞬このように映ります。
顔をマスクのようなもので覆っていますが、これがクリスなのか、別の人物なのかよく判別つきません。
仮面姿のマザー・ミランダにも見えなくもないですが、仮面とはちょっと違います。
こちらのクリアファイルの仮面と見比べると違いますよね。
一体なんのか…。ですが、これも意味なく映すとは思えません。
実は闇堕ちクリスは別の人物という暗喩のようにも取れますが、開発者自身が「イーサン宅を襲撃したのはクリス本人」と明言しています。
んー、わかりません笑
こういったビジュアルの人物は登場していないので何とも言えないですね…。
最大の謎「マザー・ミランダ」
やはり作中で一番気になるのは「マザー・ミランダ」ですね。
こいつの正体さえわかればクリスの行動の意味もわかると思うんです。
このマザー・ミランダが一体何者なのか…。可能性としてこの3つを考えました。
- ナタリア(アレックス・ウェスカー)説
- ミア・ウィンターズ説
- 完全新キャラ説
完全新キャラ説は、解説してもあまり意味がないので実質2つですね。
ナタリア(アレックス・ウェスカー)説
この説は、先ほども書いた通りで、
- 島1つを実験場にしたアレックスなら村ごと実験場にするのもわかる
- かつて「救世主」として崇められた経験がある
- 儀式=復活の儀?
ということが挙げられます。
島の他にも実験場する場所があり、かつて島を再開発し「救世主」と崇められたほどのカリスマ性があれば、村から神のように慕われるのもわかります。
しかし、その目的が謎ですね。転生の儀を成功させたアレックスはなぜ今更村を支配するのか。
そこは村で行われる「儀式」に繋がってくると思います。
転生の儀を成功させたアレックスなら、誰かを復活させることも不可能ではなさそうですよね。
兄と慕っていた(見下していた説もありますが)アルバート・ウェスカーを復活させる儀式だとしたらどうでしょう?
自分の理想の兄アルバート・ウェスカーを復活させることが目的となれば、クリスが黙っていないのは確実でしょう…。
ミア・ウィンターズ説
そもそも、このマザー・ミランダ自体がミアなのではないか?という説。
冒頭でクリスに射殺されるミアですが、初期のリーク情報では撃たれた時点では生きていると言われていました。
マザー・ミランダ=ミアだとすれば、結構繋がってくるんですよね。
この村のシンボルマークの4つの黒い羽がマザー・ミランダを指すのであれば、中心の赤ん坊はマザーミランダの子供を指しているのでないでしょうか?
となると、マザー・ミランダであるミアの子供というとこで、信仰心の強い村人からは崇められる存在に。
この子供を使った儀式がとんでもないものでクリスがマークしたとなれば、事前にミアを射殺、子供を誘拐するのも納得です。(強硬手段すぎますが)
ならば、“なぜイーサンと平穏に暮らそうとしていたのか”となるんですが、これに関しては
- 儀式の危険性を知っており、村の教祖として崇められることから逃げていた
- 実は虎視眈々と儀式を行う時期を狙っていた
この2つの可能性があるかなと。
1つめの“逃げるため”だと、BSAAの保護の下で平穏に暮らそうとしていたのも、絵本を通じ、村の危険性を伝えていたのもわかります。
でも、生きていて村に連れ去られたとしても、なぜそこでマザー・ミランダになっているのか謎なんですよね。一種の諦めというか、そうせざるを得ない状況みたいになってるのでしょうか。
2つめの“虎視眈々と狙っていた”説はあまり信じたくないですが、ミアの所属していた組織は村と繋がっていて、特異菌に感染したのも、イーサンと結婚したのもマザー・ミランダになるための通過儀礼のようなものだったのかもしれません。名前の「マザー」の通り母になるのが条件というのがあったのかも。
そもそも、『バイオ7』のエヴリンも信仰される子供にする目的があった…とかちょっと妄想したり。
『バイオハザード8』ではなく、『バイオハザード ヴィレッジ』なのも、ナンバリングを持たない『リベレーションズ2』と繋げやすくするためとか考えたのですが、こういうのは考え出すとキリないですね。
個人的にはマザー・ミランダはミア自身でなくてもミアと何かしらの繋がりのある人物と思っています。が、正直アレックス・ウェスカーが復活して欲しいのもあります。
マザーであること、そしてトレーラーのシルエットから女性であることはわかるのですが、ナタリア(アレックス)かミアかはさすがにわからないのでこれも本編のお楽しみということで…。
一先ず最新トレーラー考察はこれで終了です。
今回の考察記事も長くなってしまいました…!考察も一つの楽しみになるほどの『バイオハザード ヴィレッジ』は、一体どんなストーリーなのか、そしてイーサンの正体と運命はどうなるのか…。発売が待ち遠しですね!
PS5 / PS4 のPSユーザー限定で、18日17:00~体験版先行プレイが始まりますよ!
なんか書いてるうちに止まんなくなって長くなってしまいました!ごめんなさい!
すべての謎は、5月8日に明らかとなるので楽しみに発売日を待ちましょう~!