『サイレントヒル』『SIREN』を手掛けた外山圭一郎氏が新作の構想を明らかに

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サイレントヒル』や『SIREN』を手掛けた外山圭一郎氏が、自身が設立した「Bokeh Game Studio」のYoutubeチャンネルにて、「Bokeh Game Studio」が贈るゲーム第1作目の構想を語っています。

 

 

「Bokeh(ボーカ)」の初回作について

外山氏は、「原点ともいえるホラー的なもの」にチャレンジしたいと語っており、“ダークな”作品になるようです。

動画中にはいくつかコンセプトアートが映し出されており、初回作に関連したものだと思われます。

 

   

「ごりごりのホラー作品というよりは、エンターテインメント作品」にするようで、ホラーのテイストを持ちつつ爽快感を盛り込んだ楽しめる作品を目指しているようです。

 

外山氏の解釈として、“日常が揺らぐ”というものがホラーに対してあり、「自分の立ち位置、安穏とした暮らしが当たり前ではないもの」になる想像をさせるような切り口をテーマにしたホラーにしたいとのこと。

影響を受けたエンターテインメントとしてコミックを挙げており、デスゲームものや殺伐とした世界観という最近の流行りにも目を向けているようで、「不条理な状況の中に追い込まれた中での一般の人の追い詰められた心のせめぎたい」や「アクション、ドラマとかの外連味といったものにすごく影響され」そういったものが表に出た作品になるようです。

 

 

また、外山氏のゲーム作りの特徴として、街、村、都市といった場所にいる人の経緯や心境からアプローチしていくところがあり、今回も「街」「都市」といったインスピレーションから、舞台のアプローチをしています。

 

  

 

話を聞くとどんなゲームにするつもりなのかとても興味深いですね…。

一言に“ホラー”だけでは足りないホラーなエンターテインメントゲームになりそうです。

ただ、コンセプトアートからすでに不気味で、バリバリのホラーゲームのイメージしか持てないのですが、ここにどうやって爽快感を組み込むのか気になるところです。

 

「ビックリ」「ドッキリ」といったホラーではなく、『サイレントヒル』『SIREN』のような静かで不気味さが際立つホラーになりそうですね。

コンセプトアートを見ると人間に寄生した何かが襲ってくるのでしょうか?これだけでどのようなゲームかは判断できませんが、このコンセプトアートから感じる“不気味さ”はゲームに盛り込まれていることだけはわかりますね…。

※画像は、動画「Focus – Keiichiro Toyama」からキャプチャーしたものです。